モスクワのジャニス
昨晩よく眠れず、花粉症の影響もあり頭の重い一日となってしまった。
今日もバイロン・ジャニスの演奏をいろいろと聴いてみた。最初はアメリカのマーキュリーの録音陣がモスクワに乗り込んで録音をおこなった「ジャニス・アンコール集」。
リストやシューマン、ショパン、ファリヤなどのジャニスが好んでアンコールで弾いた小品を集めたアルバムで、手持ちの音盤はマーキュリー音源による国内盤LP。黒光りする鋼のような打鍵を武器にバリバリと弾きまくる痛快無類の快演集。
そして「20世紀の偉大なピアニストたち」CD100巻セットから、第51巻「ジャニス編その2」、ラフマニノフの2番、チャイコフスキーの1番の協奏曲。いずれもマーキュリー音源で、ラフマニノフはドラティ&ミネアポリス響、チャイコフスキーはメンゲス&ロンドン響。
いずれも達者な演奏だが、どれを聴いても同じように聴こえてしまう。チャイコフスキーの第2楽章で不覚にも眠ってしまった。
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コメント
山本さん、こんにちは。
ジャニスのマーキュリー録音、私はリストの協奏曲、ラフマニノフの2,3番を購入しましたがどちらも売り飛ばしてしまいました。
陰影に乏しいというのか、個性を感じるまでには至らないですね。
投稿: サンセバスチャン | 2007年3月 9日 (金) 10時17分
サンセバスチアンさん、コメントありがとうございます。
ユニバーサルから出ていた「20世紀の偉大なピアニストたち」には、ジャニスは2巻分が収録されています。
大部分のピアニストが1巻分なので、それだけアメリカでは評価が高かったということでしょうか。
リストの協奏曲も収録されているので、聴いてみようと思います。
投稿: 山本晴望 | 2007年3月11日 (日) 22時34分