モリスのマーラー、交響曲第10番
本日、天気晴朗なれども波高し。昨晩からの冷たい強風は終日止まず。娘の学校ではインフルエンザが流行りはじめたらしい。
昨晩から僅かな兆候があったのだが、早朝腰の痛みで目が覚める。何が原因かよくわからないが辛い週明けとなってしまった。今日は朝から重要な会議があるので、休むわけにはいかない。
なんとか歩けるので冷蔵庫に保管してあった腰痛の痛み止めを飲んで出勤。横目で見た朝のテレビの本日の運勢では、おうし座は最悪の運勢となっている。「当たったな。」
油汗を浮かばせながらの会議はなんとか乗り切ったが、ここらでちょっと限界。仕事を午前中に終わらせ、病院に寄りながら帰宅。
帰宅後音楽部屋でしばらく横になりながら聴いたのは、一番近くにあったマーラーの交響曲第10番のデリック・クック第3稿による全曲盤。
演奏はこの版の初演をおこなったモリス&ニューフィルハーモニア管によるフィリップス2枚組LP。CDでも復刻されているが第4楽章最後の大太鼓が欠けているという。
この曲にはラトルの演奏のような強烈な録音もあるが、曲への深い共感からマーラーの他の交響曲と違和感なく聴けるこのモリスの演奏も実に良い。特に第4楽章から第5楽章にかけて大きなカーヴを描きながら音楽が次第に高揚していくのが圧巻だ。
もうひとつはR.シュトラウスの「英雄の生涯」、ハイティンク&コンセルトヘボウ管によるフィリップス盤LPでハイティンク40代の1970年録音。
奥行きの有る素晴らしい録音が、コンセルトヘボウ管の柔らかで豊麗な美しい響きを見事に捉えている名録音。
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