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2007年4月30日 (月)

ゲールとギーレンのベートーヴェン

本日最低気温は20度を超える夏の陽気となった。今年の春は短かったようだ。素晴らしい青空を窓の外に眺めながら今日一日仕事。

P1010868_2 今日はベートーヴェンの初期の交響曲。ワルター・ゲール指揮のフランクフルト歌劇場管による第一番とミヒャエル・ギーレンとウィーン国立歌劇場管の第二番を聴いた。
世界で最も早い時期にステレオレコードを発売したことで知られる米オーディオ・フィディリティのLPで、おそらく50年代中ごろの録音。

この頃の米マイナーレーベルの常で、ジャケットは簡素なボール紙。センターホールとレーベルも中心からずれていて、プレーヤーの上から眺めると目が回りそうだ。
ジャケットを見ただけでも、B級の匂いプンプン。

ゲールの演奏は大編成オケによる恰幅の良い雄大なもの。これはなかなか良い。
一方のギーレンも切れ味鋭く速いテンポでまとめた好演。後年の過激さは聴かれないが、この当時の演奏としては斬新な表現が随所で聴かれる。
いずれも残響の多い豊かな音だが、ステレオ感を強調しすぎて、いささか人工的。

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コメント

お久しぶりです。日記拝読して驚きましたが、ギーレンは実に芸歴(録音歴)が長いんですね。つくづく指揮者というのは積年の精進がものをいう商売だと改めて実感しました。

投稿: 高橋広 | 2007年5月 1日 (火) 01時03分

高橋広さん、コメントありがとうございます。

50年代のギーレンは、アメリカの複数のマイナーレーベルに録音がありますが、この頃から今にも通じる独特の個性の片鱗が伺えるような気がします。

ところで、コラム「ブラ4を聴く」。視聴はかなり進んでいるのですが、文章化するとなると難しいですね。もう少しピッチをあげたいのですが。

投稿: 山本晴望 | 2007年5月 2日 (水) 23時10分

お忙しい中での視聴、研究執筆は本当に大変だと思いますが、全国にあのコラムの更新を待っている人が間違いなく少なからずいると思います。どうかご無理のない範囲でこれからも宜しくお願い致します。特にこの時期は私の一番好きなヒストリカル系の巨匠たちの分析が続き、わくわくしっぱなしです。

投稿: 高橋広 | 2007年5月 3日 (木) 01時33分

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