ブレインのBBC録音
今日は爽やかな良い天気、朝から町内会総出で側溝清掃をおこなう。
今はコンクリートで固められた家の周囲のドブは、自分が子供の頃には小さな小川で常に水が流れ鮒を捕まえたりしたものだ。父が子供の頃はウナギや蜆もいたらしい。
改良工事の後流れが止まり、常に水が停滞する汚いドブとなってしまった。
その後、新学期を迎えた子供達を書店に連れて行き、辞書やら参考書を購入したりしてゆっくりとした休日を過ごす。
今日もホルンの音楽。名手デニス・ブレインが参加したアンサンブルの録音を聴く。
BBCの放送音源をCD化したBBC・LEGENDS中の一枚。
デニス・ブレイン木管五重奏団の演奏が中心で、イベールの「三つの小品」、ミヨーの「ルネ王の暖炉」、モーツァルトのK.270のディヴェルティメントのほかハイドンのホルン協奏曲やベートーヴェンのセプテットなどなど。最後にデニス本人の楽器の解説も入っている落穂拾いのようなアルバム。
演奏至難ないかなる曲も簡単な曲に聴こえてくる明朗闊達なデニスのホルン。とても人間技とは思えない素晴らしさだ。
もうひとつジュリアン・ブリームの弾く「バロック・ギター名曲集」。ブリームの名声が世界に広がり始めた1965年録音。若き日のRCAへの録音だ。
収められた曲は、サンス、ヴァイス、バッハ、ヴィゼーらのリュートのための作品。
美しい音のひとつひとつに輝きがあり、気品も漂う名演。この種のアルバムはどうしても単調になりがちだが、通して聴いていても全く飽きない。
サンスの曲は後にロドリーゴが「ある貴紳のための幻想曲」のモチーフとした曲だ。
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