定演終わる
よく晴れた爽やかな一日であるものの本日終日仕事也。
昨日は朝から雷を伴った激しい雨となり、台風下の第20回定演以来4年連続の雨。だが午後から晴れてきた。
GPは2時から開始。毎度の事だがGPから本番までの時間の経過のなんとも早いことよ。GPは本番に備えてひたすら体力温存。
だがブラ4第ニ楽章の冒頭ホルンのユニゾンが、どうもうまく合わない。各自の曲に対するイメージが異なるようだ。
今さらさらってもどうしようもないので、とにかく3拍目の長さにお互い神経を集中することにして本番に臨むこととする。いわば背水の陣。
開場前の5時頃からホール前にはお客さんの列が出来始める。今回は前売り状況が全く読めない状況だったが、客の入りはまずまずといったところで800ぐらいは入ったようだ。
最初の「悲劇的序曲」は正直記憶に残っていない。どうもホルンの響きが後方に拡散しているようで今ひとつ居心地が良くない。
続く「戴冠式」は降り番のため客席で観戦。重厚なブラームスの後の、ギャラントで趣味の良い軽い響きに自然と客席もリラックス。どうやら今回のプログラムは絶妙な選曲だったようだ。安田先生のピアノは、練習の時に比べてかなり速いテンポ。安定したプロの味はさすがなもの。アンコールには、シューベルトの「楽興の時第3番」を弾いてくれた。こちらは比較的遅めのテンポの落ち着いた演奏。
そういえば昨年の海瀬さんのアンコールもラフマニノフの「楽興の時第4番」だった。
休憩の後、いよいよメインのブラームスの交響曲第4番。
横島先生の棒はリハーサルの時とは全く異なる即興的なもので、正直面食らった。自然と楽員の目は棒の行方に集中することになり、両者との間の緊張感が次第に増幅していく。
第1楽章など今までで一番遅いテンポだ。第2楽章冒頭ホルンはまずは良い出来。大きな事故もなくしだいに演奏は白熱していく。楽章間の客席の静けさがちょいと不気味。第3楽章からフィナーレにかけての随所で聞かれる先生のうなり声も凄まじい。
熱く濃厚な横島節のブラームスに楽員も客席も酔った一夜。
終演後簡単なレセプションをホールで済ませ、打ち上げは沼津駅前の「海人」。
早めに到着したメンバーは皆の到着を待ちかねて、乾杯の練習と称してビールを何杯も空ける。あぁ至福の一杯。
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