ハクビシン捕捉す
今日から5月、昨日から一転して朝から雨となった。本日溜まってしまった振休を取り、4月以来張り詰めていた気持ちのリセットをすることにする。
雨模様だし、一日ノンビリと過ごそうとも思ったが、近づく定演に向けて知り合いの所何件かを回り定演のポスター掲示をお願いすることにした。
数件回るつもりだったが、懇意にしているコンビニの店長さんの所で長々と歴史談義。この店長さん、司馬遼太郎の大ファンで、今年の菜の花忌の模様や司馬遼太郎記念館の天井に浮き出た坂本龍馬にそっくりなシミの話などで一時間以上話し込んでしまった。
続いて餃子専門店「中央亭」に立ち寄る。もう半世紀近くの歴史を刻む沼津の老舗。開店まもない11時だというのに店の外まで行列ができている。混雑する店内はとてもポスターの掲示をお願いする雰囲気ではなく、朝頼んでおいたテイクアウト40個で帰路につく。
家に到着後、餃子の包み持って車から降りたところ、隣家のおばさんに呼び止められた。彼女の視線は餃子の包みへ・・・と思ったが、そうではなく、ちょっと来て欲しいとのこと。
何事か?と思い、隣の植木の茂みの中になにやら黒い小動物が蠢いている。
長い尻尾、顔に縦に走る白い線。ハクビシンだ!おそらく我が家の玄関内を徘徊した奴だろう。急いでデジカメを取りに家に走る。
まだ子供のようだ。動きも鈍い。そもそも夜行性のハクビシンが昼間にこんなところに居るのがおかしい。
どうやら急な寒さと空腹のために動けなくなったようだ。少し哀れになって駆除する気にならず、さりとて飼う気にもなれずしばらく様子を見ることにした。
今日は昨日に引き続きギーレンのベートーヴェンを聴いた。同じく米オーディオ・フィディリティのLPで交響曲第7番。オケは2番と同じくウィーン国立歌劇場管。
ウィーン国立歌劇場の練習指揮者として、キャリアをスタートさせたばかりの20代のギーレンを起用しての録音。
アーティストのネームバリューよりも、他社が未だ一般発売に踏み切っていなかったステレオ録音ディスクが商品の目玉だった当時のオーディオフィディリティ社としては、とにかく安いギャラで録音できる駆け出しの若手指揮者を起用したのだろう。
オケの鳴らし方も手慣れたよくまとまった演奏。リピートを全て励行しているのも珍しい。既にこの頃から名指揮者の片鱗は充分に窺える演奏だ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ホルン奏者並木博美先輩のことなど(2023.03.16)
- 富士見の丘オートキャンプ場(2022.11.13)
- お盆は音楽無しで(2022.08.17)
- 小出信也さんのことなど(2022.02.26)
- 今日から8月、グランシップ「音楽の広場」公演中止(2021.08.01)
コメント