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2007年5月16日 (水)

アントルモンとモントゥーのチャイコフスキー

本日丸一日研修也。夕方職場に帰ったところ机は書類と付箋の山。

P1010035 今日聴いたのは、アントルモンの弾くチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番。バーンスタインとのスタジオ録音ではなく、1958年のモントゥー指揮ロンドン響とのライヴ録音でcascavalleから出ているCD。
よく回る指でバリバリ弾きまくるアントルモンのピアノ。フランス音楽よりも実はロシア音楽を好んでいたという20代のアントルモンが嬉々として弾いている姿が目に見えるような演奏だ。モントゥーの瑞々しい伴奏も出色。

P1010041_1 モントゥー&ロンドン響の同曲では、1963年ウィーン音楽祭でのステレオライヴもある。米ヴァンガードが録音したものの、お間抜けなことに保管場所を間違えてマスターテープが行方不明となってしまったが、30年後に偶然発見されたという録音。
こちらのピアノはイギリスの巨漢ピアニスト、ジョン・オグドン。この録音の前年のチャイコフスキー国際コンクールでアシュケナージと一位と分け合った逸材だが、精神を病んで50代で逝ってしまった。

アントルモンとほぼ同年齢での録音だが、とてもそのようには聴こえない悠然として老成した演奏だ。先日聴いた繊細なベートーヴェンの変奏曲集と同じピアニストとはとても思えない。モントゥーの指揮もピアニストに合わせて遅いテンポで雄大に描き上げたもの。
録音も秀逸。

P1010039_1 沼響のHPの聴き比べコラム「ブラームスの4番を聴く」にワルター&BBC響の演奏の感想をアップしました。

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