スメタナのオペラ「ダリボル」
この度家の近くに都市ガスが来る事になり、本日ガス会社の人が私の留守中に説明に来た。ガス器具を見たところ、なんと今使っているガス風呂給湯器にリコールがかかっているという。
慌ててメーカーのホームページを見たところ、部品の劣化のためガス漏れが生じ機器内部の焼損が起こる可能性があると書いてある。全然知らなかった。そういえば最近風呂を沸かす度に異臭がするのが気になっていた。ガス会社の人が来なければ気づかないまま、大変なことになるところだった。
ただちにNORITZに電話したところ、部品の取替えまで2週間ほどかかるので注意して欲しいとのこと。部品交換まで多少の時間が掛かるのは理解できるが、それまで風呂に入るな、ということだろうか。本日最高気温は29度。明日も暑くなりそうだ。
今日は、スメタナのオペラ「ダリボル」を聴く。 交響曲からピアノ曲、室内楽曲、マイナーな行進曲と2曲のオペラ全曲など、スメタナの様々な作品を集めたDOCUMENTSから出ている激安スメタナBOX10枚組CD。収録されているもうひとつのオペラは「売られた花嫁」。
「ダリボル」は、チェコ国民劇場の起工式のために作曲されたオペラ。対訳はなく(あっても読めないが)、あらすじも解らず音楽のみを傾聴。美しいメロディーと民族的な軽快な舞曲、そしてドラマティックな合唱。スメタナの愛国心がストレートに出た名作だと思う。力強い男声合唱曲は、ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」に非常に良く似ている。
演奏はヤコブ・クロムホルツ指揮するプラハ国立歌劇場、1950年録音のモノラル。ローカルな味わいの中に作品への熱い思いが伝わる演奏だ。
同じメンバーの演奏では、手元に「白鳥の湖」全曲があったことを思い出した。URANIAの2枚組LPで、おそらく「ダリボル」と同じ頃の録音。
ほの暗い木管の音色が特徴的。劇的でシンフォニックな演奏だが、この演奏では踊りにくそうだ。
オケが鳴り切ったフィナーレのド迫力はなかなかのもの。
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コメント
Daliborが日本人にどれだけ知られているか調べたくて、検索をしました。実は来年10月このオペラを日本初演したいと意気込んでいるチェコ、OPAVAのシレジア歌劇場のグループを日本側で支援している者です。舞台監督=指揮者のスニーチル氏、プリマドンナのカタリナ・ウオスk-ヴァー氏などが来月来日し、私の「芸術家の家」スタジオでスメタナに関するレクチャーコンサートをいたします。(7月13日)
興味がおありでしたら、メールアドレスかご住所をお教えください。ちらしをお送りします。山﨑淑子拝
投稿: 芸術家の家 | 2008年6月 8日 (日) 13時38分