ハイドンのリュートと弦楽のための作品集
梅雨の中休みで終日曇天。本日他のセクションの不勉強が原因での不用意な発言がこちらに飛び火しトラブルに発展しそうな気配。明日キチンとフォローをしなければ。
今日は、大作曲家のマイナーな作品を2枚聴いた。2枚とも米ターナバウトのLPで、一枚目はハイドンのリュートと弦楽器のための作品集。
弦楽四重奏曲第8番の第一ヴァイオリンパートをリュートに置き換えた四重奏曲と、同じく弦楽トリオヘ長調のヴァイオリンパートをリュートに置き換えた曲。両方とも編曲者はハイドンと同時代の作曲家であるとしかわからない。
そして弦楽四重奏曲第6番をハイドン自身がリュートと弦楽トリオのために書き換えた「カッサシオンハ長調」の3曲。
リュートがM..Schaffer、ヴァイオリンE.Nagora、ヴィオラF.Beyer、チェロT.Bleesという顔ぶれで、典雅でアットホームな心温まる演奏だ。
もう一枚は「Vocal chamber music from Vienna」というタイトルのターナバウト盤で、ハイドン、モーツァルト、シューベルトらの四重唱曲集。
演奏はThe Stephane Caillat Vocal Quartet。
当時のウィーンの家庭で日常演奏されたであろう曲を、18世紀の雰囲気のままで歌っている。いくぶん素人めいた歌唱が曲想にうまく合っているようだ。
中ではクラリネットソロのみによる伴奏のモーツァルトの作品が珍しい。
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