羽田健太郎さん、逝く
一週間の始まりは初夏の陽気となった。
ピアニストで作曲家の羽田健太郎さんが亡くなった。羽田さんには、3年前のトヨタコミュニティコンサートで「ラプソディー・イン・ブルー」と、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番の第2楽章を弾いていただいた。指揮は山下一史さんという豪華な顔ぶれだったこともあって、今でも思い出に残るコンサートだ。
きさくで明るい方だったが、その頃から顔色が良くなかったのが印象に残っている。足が痛むのか舞台裏では辛そうな表情だったが、いざステージに出ると、いつものあの魅力的な笑顔で会場が全体がぱっと明るくなったのが今でも忘れられない。
十八番の「ラプソディー・イン・ブルー」を弾く姿は本当に楽しそうだった。
スタジオミュージシャンとしての羽田さんの録音は膨大な量があるという。
今日は羽田さんの弾くガーシュインの「サマータイム」を聴くことにする。
日本コロンビアから出ていた羽田さんをはじめ、秋満義孝、テディ池谷など、日本を代表するジャズピアニストたちによる「ピアノ・ラヴ・サウンド全曲集」というLP2枚組。
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