ブティル・アルネセンのグリーグ歌曲集
蒸し暑い真夏のような一日、夜になって一時激しい雨。今日は休日、来月からスイス旅行に行く母の準備のため右往左往の一日。さらに一緒に行く家内の母親も加わり大変なことになってしまった。
最近、溜まってしまったエアチェックビデオを少しずつDVDに落としている。20年以上前の古いものでも比較的画質は良好。特にベータで撮ったものは劣化が少ないが、ソニー製のベータテープがカビに半分近くがやられていて閉口。マクセル製のものは全て無事だった。
そのような中で、NHKで放送されたマリス・ヤンソンス指揮オスロフィルの来日公演が目に止まった。マーラーの「巨人」をメインとする1993年2月1日サントリーホールでの記録。
中プロでノルウェーのソプラノ歌手、ブティル・アルネセンがグリーグの歌曲を歌っている。「ペール・ギュントからソルヴェイクの歌、こもりうた」と、「モンテ・ピンチオから」「白鳥」「過ぎた春」の5曲というもの。
民族衣装に身を包んだ、初々しいアルネセンの透明で可憐な歌声。この飾り気のなさがグリーグにはふさわしい。ヤンソンスの心のこもった伴奏も良い。
NAXOSから出ているアルネセンのグリーグ歌曲集も聴いた。こちらはピアノ伴奏で1996年録音。来日公演からわずか3年後の演奏だが、風格が加わった自信に満ちた大人の歌唱。
アルネセンの演奏では、ミュンヘン国際コンクール入賞記念コンサートの模様もビデオに撮ってあった。こちらは明日見てみよう。
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