カラヤンのヘンデルop.6
休んだ日に限って何か事件が起きているものだ。本日出勤したところ、仰天の事件が2件発生していた。しかもそのうちの1件は、昨日電話を受けた者のメモが決裁待ちの書類の下に埋もれていて先方からの電話で気が付いた始末。
新人ではあるまいし、上司不在の際の重要案件は朝一番に報告する、という基本が出来ていないようだ。休んだ自分も悪いのだが・・・・そして既に退職したかつての上司の突然の訃報。
今日はカラヤンの指揮するヘンデルの合奏協奏曲作品6から5,12,10番の3曲。
グラモフォンへの1966年8月スイス、サンモリッツでの一連の夏季録音セッション中の一枚。この時モーツァルトの10番と11番の二つのディベルティメントも録音されている。手持ちは当時発売された日本グラモフォンのペラジャケの国内盤。
カラヤンは作品6の残りの9曲を1967、1968年の8月に律儀に録音し全曲を完成している。しかも1966年はシュヴァルベ、1967年はシュピーラー、1968年はブランディスといった、カラヤン時代を支えた3人のコンマスを録音年毎に入れ替えていているという凝りようだ。
この最初の録音は、編成の中にリュートやハープを入れていて、ベルリンフィルの艶やかで厚めのストリングスの響きの中で、チンコロチンコロとリュートとハープの繊細な音が聴こえてくる異色の演奏。
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