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2007年6月18日 (月)

メータのベートーヴェン

曇り時々雨。どんよりとした一週間の始まり。

今日はメータ若き日のベートーヴェンを聴く。ロスフィルを振った1974年録音の交響曲第7番でキングから出ていた国内盤LP。「エグモント」序曲とのカップリング。当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったこのコンビ初のベートーヴェン。

P1010100 遅いテンポのどっしりとした第1楽章冒頭に意外な思いがする。主部に入っても遅いテンポは変わらない。ところが第2楽章に入ってから次第にテンポが速くなり、楽章を追うごとにぐんぐんと加速。第3楽章でようやく本調子となった印象。フィナーレの躍動感などなかなかのものだ。

この時代には珍しく、ヴァイオリンは対向配置でリピートも全て励行。
そういえばイスラエルフィルとの実演で聴いたメータのブラームスも、実に丁寧な正統派の演奏だったことを思い出した。

「エグモント」序曲はさらに遅く、響きがダブつき脂肪過多の演奏。

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