Disco Archiviaのモントゥー
今日から7月。月の前半に大きな会議を二つも控え、資料作りのため終日仕事となり、帰りも遅くなってしまった。
帰宅後、アリアCDから今月分のCDが届いていた。今回は随分とパッケージが小さく、不審に思いながら開けたみたところ、中身はプラケースもブックレットもなく、タイトルすら入っていない怪しげなCDーRが2枚。
アメリカの非営利団体Disco ArchiviaのCDだ。
かなり前にモントゥーとパレーのライヴを多量に発注していたのだが、ようやく届いたのがこの2枚。覚悟はしていたがCDーRにマジックで番号しか入っていないお見事なCD。
今回届いたのはいずれもモントゥーの指揮するライヴで、一枚は1957年4月12,13日のボストン響への客演時のチャイコフスキーの交響曲第5番と「春の祭典」。
そして、1944年12月11日サンフランシスコ響とのオール・チャイコフスキープロから、「ハムレット」「ロメオとジュリエット」、チェルカスキーをソリストに迎えたピアノ協奏曲第一番というもの。こちらには1947年12月7日の「ハフナー」がおまけに入っている。
恐る恐るチョイ聴きしてみたが、曲の前後に演奏者と曲目、会場の様子を説明するアナウンスが入っている明らかに放送録音だ。モノラルながらいずれも録音は鮮明、とても個人のエアチェックのようには聴こえない。放送局からの流出音源だろうか。
各局の放送局には、まだまだこのようなお宝音源が沢山眠っているということだろう。
ランダムハウス講談社発行の「火星からのメッセージ」(ジム・ベル著)を読む。
2004年に一年がかりで火星に到達した2機の探査機が送ってきた火星のパノラマ写真集。
地球の砂漠の風景写真と言われてもおかしくない極めて鮮明な写真。
赤茶けた砂漠の連続だが変化に富んでいて少しも飽きない。小さな探査ロボットが火星の地上を懸命に走り回った車輪の跡も生々しく、これが感動的ですらある。
最も印象に残ったのは火星から見た日没の風景。地球から見る太陽の力強さはここにはない。
ここまで惑星探査技術が進んでいたとは驚きだ。
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コメント
アメリカにはこういうCD-Rを制作している団体があるんですね。
私の手許にも、モントゥー/サンフランシスコ響のモーツァルト「ジュピター」他を収めたアセテート盤があります。
あれこれ音盤を集めているうちにヒョッコリ入手したものですが、16インチの大きな盤で、ロングアームの付いたターンテーブルでしか再生することができず、残念ながら我家では鳴らすことができずにいます・・・。
投稿: conductor_x | 2007年7月 4日 (水) 22時07分
conductor_xさん、コメントありがとうございます。
モントゥー&サンフランシスコの「ジュピター」は、このDisco Archiviaのカタログに1952年のライヴが載っています。
conductor_x さんの所有されているものと同一演奏かもしれませんね。
投稿: 山本晴望 | 2007年7月 8日 (日) 00時03分