N響アワー、松崎裕さんのホルンソロ
梅雨前線停滞中、しかも台風までやってきた。毎日雨ばかりで道路が乾く暇がない。午後から一時激しい雷雨。早朝スイスに出発する母を見送った。あちらは良い天気のようなので、楽しい旅行となるだろう。
来週の前半まで息を抜けない毎日が続くが、今日は仕事を早く切り上げ練習に参加することにした。ハードで単調な毎日の中、気分の切り替えのための貴重なアクセント。
14日に沼響友の会のコンサートを控え、前半は出演するメンバーによるアンサンブルの練習。今回自分は参加しない。後半は秋のファミリーコンサートの曲から「カルメン」前奏曲と「美しき青きドナウ」の2曲。
狭いリハーサル室にほぼ60人すし詰め状態。熱さと湿気の強さのため団員の集中力も散漫だ。いずれもお馴染みの曲ながらウィンナワルツは何度演奏しても難しい。ホルンの単純な後打ちも譜面のとおりやっても様にならない。
帰宅後は、録画しておいた「N響アワー」を見た。日本を代表するホルニスト松崎裕さんを招いてのホルン特集。
松崎裕さんのオケマンとしてのソロの数々とR.シュトラウス、シューマンのコンチェルト。そして最期にラインベルガーのホルンソナタ、といったホルン吹きにはたまらない内容だ。
最初にスヴェトラーノフN響客演時の、チャイコフスキー交響曲第五番第2楽章冒頭の有名なホルンソロが紹介された。
うーむ、今まで聴いたこともないような凄いソロだ。終演後にスヴェトラーノフが松崎さんをステージ前面に連れて来て指揮台に立たせていた。
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コメント
その番組見ました、高校時代3年連続全国制覇しているというお話印象に残っていますが、お歳を考えると天理高校なのでしょうか?他に該当するものもなくもしそうであればyou tubeでも見られると思います。知っておられたら教えてください。直接松崎さんにお聞きするのがよいのでしょうけど、、、フランクな方なので、、、?、松崎さんの大ファンより
投稿: a,,, | 2011年2月15日 (火) 17時11分
松崎氏の出身校は,福岡電波高校です。昭和41年~43年のコンクールで活躍しました。当時は吹連のほか、NHKの学校音楽コンクール(現在は合唱のみですが)が、2大タイトルとしてあり、それまで常勝天理高校が 2冠を独占していたのですが、初めてこの壁を破ったのが 福岡電波高校でした。
41年 [NHk]初優勝 序曲「タッソー」・・リスト
[吹連]3年連続の九州代表校になるも、棄権して出場せず。優勝は天理高校。
42年 [NHK]2年連続優勝 十字軍士「シグール」・・グリーク
[吹連]初優勝 アッピア街道の松・・レスピーギ
43年 [音コン]NHKが主催を降り 全国放送を取りやめる・・不参加
[吹連]2年連続優勝 交響曲第4番・・チャイコフスキー
つまり高校3年間で、二大タイトルを4回獲得し、天理高校との直接対決を全て制したのです。但しこの学校は当時すでに、経営上の問題をかかえて,生徒数が減少し、伝説の名演といわれている 43年のコンクールメンバーは,わずか34名でした。
福岡電波高校の最後の演奏は、翌44年の吹奏楽コンクール九州大会で、ワーグナーの「エルザの大聖堂への行進」を涙が出るような感動的な演奏をしたのですが、僅差で優勝を逃してしまいました。何とメンバーは21名でした。
・・・同校は、この年破産しました。
現在は、学校も再建され吹奏楽部も復活しています。福工大付属城東高校です。
当時のコンクールは順位制で、各支部予選・地区大会と1位だけしか 上の大会に進めませんでしたので、松崎氏は,高校3年間を 全て優勝で飾ったことになります。メンバーは,松崎氏だけでなく、超高校級のプレイヤー揃いで、今でいうタレント軍団でした。現在でも、指導者として、プレイヤーとして多くの方が活躍しています。
福岡電波高校は、創立後 わずか10年しか存続していないのですが、ものすごいインパクトを残した まさに伝説の学校なのです。
投稿: 森の歌 | 2011年2月26日 (土) 18時29分
森の歌さん、松崎さんの詳細な情報ありがとうございます。
松崎さんが、あの伝説の福岡電波高校出身だとは知りませんでした。
手元にあるLP「全日本吹奏楽コンクール名演集1964-1968」に収録されている福岡電波高校の「アッピア街道の松」の名演に高校時代の松崎さんが加わっていたとは・・・
驚きました。
投稿: 山本晴望 | 2011年2月27日 (日) 00時11分
すみません。上記記載に誤りがありました。
天理高校の昭和42年は、吹奏楽コンクールでの3年連続優勝のため、特別演奏でした。
又、この年、NHKのコンクールでは、近畿大会で、洛南高校に僅差で敗れていました。従って、松崎紙の時代での福岡電波対天理高校の直接対決は2回だけでした。
以上訂正いたします。申し訳ありません。
投稿: 森の歌 | 2011年3月 1日 (火) 23時34分
森の歌さん、丁寧なコメントありがとうございます。
昭和42年の洛南高校吹奏楽部といえば、昨年急逝された宮本輝紀先生の時代ですね。
投稿: 山本晴望 | 2011年3月 7日 (月) 23時07分
はじめまして
私は天理高校吹奏楽部のOBで父もそうでした
父はちょうどそのころ在籍していて福岡電波高校の「チャイコの4番」と争った時もメンバーでした
今でもあの時の福岡電波高校の演奏は素晴らしかったと語っています
(ローマの松の時はメンバー外だったので招待演奏には出ていなかったそうです)
松崎裕さんが福岡電波高校出身とは驚きました
父も同じ楽器なので会場であっていたかもしれませんね
投稿: エンドレスワルツ | 2011年10月22日 (土) 11時03分
エンドレスワルツさん、はじめまして。
親子二代で名門天理高校吹奏楽部ですか・・・・・すごいなぁ。
松崎裕さん在籍時の福岡電波高校の「ローマの松」はもちろんですが、天理高校の演奏も素晴らしいと思います。
投稿: 山本晴望 | 2011年10月24日 (月) 01時07分
初めまして・・・。
松崎氏の出演された、「N響アワー」を見ることが出来ませんでした。
古いことではありますが、何とかその画像が視たく、こちらまでたどり着きました。
何とかならないものでしょうか?
宜しくお願いいたします。
投稿: ホルン村 | 2012年8月22日 (水) 22時48分
ホルン村様
ブログを書いている山本と申します。
拙ブログを読んでいただきましてありがとうございます。
当の「N響アワー」の映像ですが、
私のものはかなり以前にビデオテープに録画したエアチェックビデオです。
この種のダビング希望や音源を譲って欲しいとのお話が少なからずあるのですが、ダビングにつきましては著作権法上問題があるのでお断りしています。
どうぞご理解のほどよろしくお願いします。
投稿: 山本晴望 | 2012年8月29日 (水) 07時13分