コンセルトヘボウ・アンソロジーのオーマンディー
日曜日から夏休みを取り、八ヶ岳のコテージへ行っていた。天気も良かったので八ヶ岳を拠点に明野の向日葵畑や伊那方面に行きソースカツ丼やダチョウのから揚げなどを食したが、日頃の疲労の蓄積からか長時間のドライヴが苦痛となってきた。
中央高速走行中に一瞬ウトウトとなり、危ない場面に遭遇してしまった。幸いにして大事に至らなかったが運が悪ければ大事故になるところだった。
NHK大河ドラマの影響で、甲斐、信濃路はどこも風林火山の幟がたなびいている。昨年建設中だった「風林火山館」は、堀を掻き揚げ、櫓を付けた戦国時代の館を再現したもので、同じようなものはいくつかあるのでさほど珍しいものでもないが、夜の和太鼓のイベントがあるというので行ってみた。
出演は大河ドラマのテーマ音楽を演奏したことがあるという天野宣率いる亜羅漢というグループ。国連デーコンサートにも出た天野さんは今年75歳だという。
ライトアップされた戦国の館に響く笛と和太鼓5人によるコンサート。さすがに見事なものだ。時おり遠くの山々を走る稲光が凄愴な雰囲気を増幅している。最後に地元の有志40名ほどの和太鼓オーケストラによる天野さん作曲の「和太鼓のための奏鳴曲」が演奏された。全5楽章で演奏時間30分を超える大作。
昼間は大泉にある金田一春彦記念図書館に行ってみた。昨年亡くなった金田一先生の蔵書コーナーもある公立図書館。建物も新しく落ち着いた雰囲気の素敵な図書館だった。
持参したCDは、コンセルトヘボウ・アンソロジー4「1970-1980」CD14枚組。登場するのはオーマンディー、アンチェル、オッテルロー、コンドラシン、ジュリーニなどの豪華な面々。
1枚目のオーマンディーのシベリウスの交響曲第7番の清潔にして豊麗な響きの演奏からして深く引き込まれてしまう。毅然としたオッテルローのベートーヴェン、鮮烈なコンドラシンのショスタコーヴィチなどなど。
いずれも良好なステレオ録音。TAHRAから出ていたアンチェルのフランクとハイドンも、こちらの方が音が良い。
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