ヘンケマンスのドビュッシー
昨日から仕事再開。出勤のためバイクに跨るがエンジン始動せず。しばらく乗らないうちにバイクに怠け癖が付いてしまったのか、ビクともしない。やむなく自転車に切り替えたが、朝から気温は高く職場に到着した時は汗びっしょり。
再びピアノを習い始めた下の娘がドビュッシーの「ベルガマスク」組曲を弾いている。
いろいろなピアニストの演奏を一緒に聴いてみた。リヒテル、フランソワ、フェブリエ、チッコリーニ、ヘンケマンス、ハース、リンパニーなどなど。
娘はハースがお気に入りの様子。どうやら、はっきりとした粒立ちの良い音が好みのようだ。
いろいろと聴いてみて自分が気になったのがオランダのピアニスト・作曲家ヘンケマンスの演奏。フィリップスのダッチマスターズで出ていた50年代のモノラル全集録音。
余分な感情を排した実に明晰なドビュッシー。聴き手に媚びない孤高の演奏だが、曲によって出来のムラがあり全集としてのまとまりは今ひとつ。
ヘンケマンスのドビュッシーにはArtoneレーベルにステレオ再録音がある。
手持ちは「子供の領分」「版画」「映像」の日本コロンビア盤の一枚しかないが。結晶化した純な音色にちょいと気取った大人の雰囲気が漂う素敵な演奏だ。
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