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2007年8月 5日 (日)

フルトヴェングラーの「コリオラン」序曲

今日も暑い。下の娘は市主催「少年の船」で北海道。上の娘も吹奏楽コンクールの県大会出場が決まり、今日も朝から練習に行っているので家の中は静かだ。

休日とはいえ、昨日のトラブルの後始末のため職場へちょいと顔を出す。昨晩もコンクール終了後に再び職場に戻り対応は済ませているのだが、家から職場まで最短で15分という距離でもあり、休日とはいえちょっと気になるとついつい職場に足が向いてしまう。これは精神衛生上良くない。

P1010157 今日は、先日ブラームスの4番で非常に印象に残った戦時中のフルトヴェングラーの演奏を聴く。
聴いたのは1943年6月の「コリオラン」序曲。
ブラ4聴き比べで使用した70年代のフォンタナの廉価盤LPと同じシリーズだ。カップリングはベートーヴェンの交響曲第8番。ベルリンフィルを振った初の第8番ということで発売当時に大変な話題となったもの。

渾身の力を込めた冒頭の和音。巨大な音の塊が広がりを持って劇的に展開していく怒れる音楽。曲の各所で轟くティンパニの強打も凄まじい。
「コリオラン」が力尽きるように終わる終結部のピチカートの絶妙の間も印象に残る。悲劇の英雄「コリオラン」の生涯をあますことなく伝える巨匠入魂の名演。

カップリングの第8番は、クリュイタンス&ベルリンフィルの著名な全集録音をモノラル化し鈍い音にして、フルトヴェングラーの演奏として売り出したという有名なニセモノ。まさに音盤ピルトダウン人事件。
フルトヴェングラー他界後まもない頃の録音なので、オケの響きはフルトヴェングラーの他の録音と比べても区別がつかないが、第一楽章冒頭の動きからしてフルトヴェングラーでないことは明白だ。

P1010158 実はこのLPを入手した動機は、この第8番がクリュイタンス&ベルリンフィルの全集録音時の別テイクだという記事をどこかで読んだからで、これを確かめたかったということ。
ニセモノではコントラバスのミスが収録されているという。
手持ちのクリュイタンスの第8番はこのフォンタナ盤と同じ時期に発売された東芝セラフィムのLPだが、ジャケットの演奏時間表記は第一、第四楽章は両者とも全く同一。残りの楽章も1,2秒の差でしかない。

試しに第4楽章を聴き比べてみたが、結論から言うとこれは全く同じ演奏、別テイクでもない。コントラバスのミスの検証は、スコアを見ながらもう少し集中して聞くことにしよう。

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