オルフェウス室内管のプルチネルラ
9月も半ばとなり朝晩は涼しくなってきた。今日の青い空は完全に秋の気配。
奥歯の詰め物が取れてしまい、仕事を早めに切り上げ友人の歯医者に行く。治療中に眠くなり一瞬寝入ってしまった。「ちょっと、口を開けてよ」の友人の声に「は?」と我に返る。恥ずかしかった。
今日は録画しておいたオルフェウス室内管の来日公演の演奏を聴いた。1995年1月、サントリーホールでの記録。公演の冒頭、直前に起きた阪神淡路大震災の犠牲者を追悼してフォーレの「パヴァーヌ」が演奏されている。
プログラムは歌劇「アルジェのイタリア女」序曲、モーツァルトの交響曲第40番、プッチーニの「菊」、そしてストラビンスキーの「プルチネルラ」組曲というもの。アンコールはグリーグの「ホルベルク組曲」から前奏曲。
引き締まった透明な響きと生き生きとした緻密なアンサンブル。随所に遊び心と合奏する喜びが聴き手に伝わってくるのが素晴らしいと思う。
その中で、ソロの名人芸と合奏の妙味が最大限に発揮されていたのが「プルチネルラ」だった。弦楽四重奏曲とオケとの掛け合いの部分など視覚的にも楽しませてくれる。
トランペットのハイトーンを小気味良く当てている終曲など見事なものだ。
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