アサヒ・クリアブラックのおまけCD
曇り後雨、日がだいぶ短くなった。この秋から来年にかけて大きなプロジェクト目白押し。これからかなり密度の濃い毎日になりそうだが、週の初めにしてすでにバテ気味。
仕事帰りにスーパーで買ったアサヒビールの発泡酒、クリアブラック350ミリ缶6本にクラシックのCDがおまけに付いていた。
バッハの無伴奏チェロ組曲第一番プレリュードから始まり、パッヘルベルのカノンやバッハのアリア、ヘンデルのラルゴなど全8曲。最後はマーラーの交響曲第5番のアダージェットとなっている。
演奏は、来日経験もあるシップウェイやVOXに録音があるピエール・カオはすぐに判ったが他はアブラッツォ、ペルバ、ファエルベル、デ・フロメン????
どうやらファエルベルはどうやらフェルバー、デ・フロメンはド・フロマンのことらしい。
チェロはレイナー・フラショットという人が弾いている。いわゆるマイナー系駅売りCD一歩手前の面々だ。
さて、どんなものかと夕食後にゴロンと横になりながら娘のCDラジカセで聴き始めた。
ところが、これがなかなか良いのです。たぶんこのようなシンプルなシステム向きの音造りなのだろう。質朴でなかなか良い音が鳴っている。
猛スピードで飛ばす冒頭の無伴奏チェロ組曲には驚いたが、次のカノンからはアダージョ系の曲目が続く。
オルガンをソッと控え目に忍ばせたフェルバー&ヴェルテンベルク室内管のパッヒェルベル。実直なまでに丁寧に歌い上げたベルパ指揮シュトウットガルト放送響の「オンブラ・マイ・フ」にはぐっと来るものがありましたね。
ピエール・カオ&ルクセンブルクのマーラーもアダージェットのみならば、オケの弱体は気にならない。
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コメント
こんばんは。
これはなかなか味のある指揮者が振っているCDですね。カオのマーラーなんて聴いてみたいです。以前フォルラーヌからフロマンとルクセンブルクのライブがどっと出たのですが、多すぎて一枚も入手してませんでした。今思うと残念です。
投稿: クライン | 2007年9月14日 (金) 20時33分
クラインさん。
まさか発泡酒のおまけにCDが付いているとは知らず、危うく捨ててしまうところでした。
いわゆる大名演ではありませんが、虚心に還って聴くには良い演奏です。
投稿: 山本晴望 | 2007年9月15日 (土) 23時02分