ホーレンシュタインの春の祭典
晴れのち曇り、涼しく過ごしやすくなってきた。庭のイチジクを採ったり、部屋の模様替えをしたりと平和な休日が過ぎていく。
久しぶりに「春の祭典」を聴いた。聴いたのはホーレンシュタイン指揮するバーデンバーデンの南西ドイツ放送響、VOX Legendsの一枚。組曲「火の鳥」(1919年版)とのカップリング。
2曲とも1957年の録音だが、「火の鳥」がステレオなのに「春の祭典」はモノラル。
過激で攻撃的なオケの爆発の中に聴かれるロマンティックな表情。時として他の演奏では聞こえないような内声部の音がクローズアップされてギョッとさせられる。
「春のきざしと若い男女の踊り」での突然のパウゼも驚きだ。モノラルながら音も鮮明、ゴングの音が実に良い。「火の鳥」も意外性に富んだ演奏。
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