ライヒャのホルントリオ
昨晩からシトシト降り続いた雨は10時過ぎに大雨警報が出るほどの降りとなった。
高校でホルンを吹いている娘が、ホルン三重奏曲を探して欲しいという。まぁ常識的なところでライヒャのホルントリオを教えておいた。
娘に聴かせたのはティルシャル兄弟らチェコフィルの名手たちによるライヒャの「ホルン三重奏曲集」。スプラフォン原盤の日本コロンビアが出したLPで、「放浪の芸術家たち」シリーズ中の一枚。
余裕のテクニックと艶やかな音色で、デヴェルティメンテント風の楽しい世界が広がっていく名演。ただし同じような曲が並ぶので、聞き手に飽きさせずLP1枚分を持たせるのは至難の技だ。
プラハ・コレギウムによる同じシリーズの「ボヘミアの古記録による狩の音楽」も聴いてみた。ライヒャと同工異曲の曲想だが、編成がバラエティに富んでいてこちらの方が楽しめた。
米EVERESTからも同じメンバーによる「18世紀の狩の音楽」というタイトルで似たようなアルバムが出ているが、こちらはホルンアンサンブルが中心だ。
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