モントゥー、バックハウスのブラームス
台風がゆっくり接近中。予報では明日の夜に直撃の気配だ。間の悪いことに現在我が家は改築中。家の壁の半分は剥き出し状態で、大工さんたちがビニールシートを掛けてくれたが、暴風雨の中でどれほどの効果があるのだろうか。
本日午前中から会議三連発。いささか疲れて夜9時過ぎに帰宅。
すると改築中の玄関先に蟹が這っている。自分が子供の頃は庭先で良く見かけたクロベンケイガニだ。
今日聴いたのはモントゥーがコンセルトヘボウ管を振ったライヴ録音2枚組。
TAHRAから出ているCDで、1950年の演奏会からバックハウスをソリストに迎えたブラームスのピアノ協奏曲第一番、「火の鳥」組曲、ローマの謝肉祭序曲。そして1962年ウィーンでのライヴの「幻想交響曲」。
両巨匠ががっぷりと組んだブラームスがやはり聴き応えのある演奏。バックハウスの硬質なタッチと安定したテクニック、聴いていて安心感を感じさせる名演だ。
録音はアセテート盤に記録されていたものらしく、レンジが狭くノイズも多い。
「幻想交響曲」は1962年ながらモノラル録音。サンフランシスコ響盤ほどのインパクトはないが、こちらも若々しい覇気溢れる手慣れた演奏。
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