ジャック・ジャンセンのフランス歌曲集
明け方から激しく振っていた雨は9時頃には晴れ間が見え始めた。気温は上昇、湿度も高く蒸し暑い一日。今日は朝から畑作業の予定が、朝の雨で気持ちが萎え、結局ゴロゴロと過ごした休日となってしまった。
フランスの名バリトン、ジャック・ジャンセンのフランス歌曲を聴く。英ロンドンのモノラルLPで、ドビュッシーの「フランソワ=ヴィヨンの3つのバラード」、「愛し合う二人の散歩道」「繰り人形」、シャブリエで「小さなあひるのヴィラネル」、「太った七面鳥のバラード」、「幸福な島」、「蝉」、最後にラヴェルの「マダガスカル島土人の歌」。
ピアノ伴奏はジャネット・ボノー、ラヴェルではチェロのジャンドロン、フルートのランパルが加わる。ちょっぴりシニカルで甘い歌声が魅力的。そして美しくも繊細な音の綾で聴かせるボノーのピアノが非常に良い。
もうひとつラヴェルの歌曲で、ロス・アンヘレスの歌う「シェエラザーデ」も聴いた。1962年モントゥー指揮コンセルトヘボウ管のライヴ。
深い陰影を付けたモントゥーの伴奏に乗って、清らかな歌声が部屋に漂うこちらも素敵な演奏だ。録音も良い。
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