ボリス・クリストフのチャイコフスキー歌曲集
本日も朝は雨。その後快晴となり30度を越える暑さとなった。ゆっくりと休みたいところだが今日は出勤。
ここ数日歌ものばかり。今日はブルガリアの名バス、ボリス・クリストフの歌うチャイコフスキー歌曲集。EMIの国内盤LP。
クリストフは、グリンカやムソルグスキーなどロシア歌曲の録音を数多く残している。
シャリアピンやキプニスのような圧倒的な存在感はないが、幾分翳りを帯びたチャイコフスキーのロマンス(歌曲)をきっちり丁寧に歌っている好演。
もうひとつ、ウィーンフィルの往年の名手、ヴォビッシュとホラーのトランペット演奏を聴いた。ヤニグロ指揮のザグレブゾリステンによる伴奏で、マンフレディーニの2本のトランペットのための協奏曲やハイドンとL.モーツァルトの協奏曲などが入ったヴァンガードのステレオ初期のLP。
古風な音色のトランペットとキビキビとしたヤニグロの伴奏との対比が面白い演奏だ。有名なハイドンの協奏曲では、ファゴットがソロトランペットとユニゾンで進行する興味深いバージョンを使用。
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コメント
はじめまして。
ボリス・クリストフはムソルグスキー歌曲でお世話になりました。チャイコフスキーはまだ聴いていませんが、国内版のLPボックスも入手しているのでぼちぼち聴いていくつもりです。
ヴォビッシュやホラーは以前は注目していなかったのですが、最近シェルヘンらのブランデンブルクを聴いて俄然見直しました。ハイドンも今聴き直すと素晴らしく、何でその良さがわからなかったのかと思います。ヤニグロ指揮のこのLPのシリーズは何枚か出ていたと思いますが、どこにあるかわからない状態。
どちらもお気に入りの演奏家なので嬉しくなりました。
投稿: other_wind | 2007年9月23日 (日) 19時19分
other_windさん、コメントありがとうございます。
ボリス・クリストフ、ヴォビッシュとホラーもそうですが、聴けば聴くほど実力の凄さが伝わってくる深い演奏家だと思います。
クリストフのロシア歌曲を集大成したLPボックスは、長い間探しているアルバムです。
other_windさんはお持ちなのですね。いいなぁ。
投稿: 山本晴望 | 2007年9月23日 (日) 23時39分
クリストフのロシア歌曲集は、私も探しました。CDでは入手したもののフランス語でちんぷんかんぷん、曲名さえもわかりません。その上歌詞はフランス語でさえ添付していませんでした。
そもそも日本で日本語訳の付いたものがあるという存在も知りませんでした。見つけたときは狂喜乱舞でした。
ムソルグスキーの歌曲全集も日本語版が存在していたなんて驚きでした。
これだから音盤探しはやめられませんね。
投稿: other_wind | 2007年9月24日 (月) 14時47分