ルーセル室内楽曲全集
今年最大の山場の週に突入。本日は静岡市グランシップにて県内の同業者が一同に会する日。午前中の全体会の後午後は各専門部に分かれてセミナーを実施。
開会式の際の表彰で、今年は自分の部門が推薦した方が全国表彰対象者に決定。
これはこれでめでたいことだが、晴れの表彰の日にご本人が欠席となり、急遽推薦した自分が代理で表彰を受けることになってしまった。
ステージ上には県知事をはじめお偉方がずらり、テレビカメラも回っている。(・・;
楽器持参のステージは慣れているものの、手ぶらでは落ち着かないことこのうえなし。
静岡までの往復中の電車で聴くために用意したのはブリリアントから出ている「ルーセル室内楽曲全集」。
有名な「フルート吹きたち」をはじめ、2曲のヴァイオリンソナタやルーセルが数多く書いたフルートのための曲や弦楽四重奏曲などのCD3枚組で1,500円ちょっとの激安盤。
漣のようなピアノに乗ってヴァイオリンが艶やかに歌う1枚目のピアノトリオの冒頭からその美しさに魂を奪われる思い。
ヴァイオリンのカントロフ以外は全てオランダ勢のようだが、緻密なアンサンブルと美しい音で、印象派ともちょいと異なるルーセル独特の繊細にして古典な世界を見事に描き出している。
帰宅後にもうひとつルーセル。クリュイタンス指揮の「蜘蛛の饗宴」を聴いてみた。
神秘的でふわりとした耳が溶ろけそうなほど美しい冒頭フルートの響き。ルーセルはよほどフルートが好きだったのだろう。
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