スコダの「やさしいモーツァルト」
台風一過、澄んだ青空の広がる良い天気の日曜日。朝6時に部活動へ行く娘を駅まで車で送る。正面に見える富士山には程良い具合の冠雪があり美しい。久しぶりの休日でゆっくりと音楽でも聴いて過ごしたいところだが、改築後の片付けが未だ完了せず。終日埃まみれになりながら家具その他の移動で一日が終わる。
作業を追え夕食後に聴いたのは、ウィーンのパウル・パドウラ・スコダの弾く幼い頃のモーツァルトのピアノ作品集。
70年代にCBSソニーが出した2枚組LPで、おそらく日本国内のみの発売。当時スコダ改訂による全収録曲の楽譜が付いていたはずだが、中古で買ったLPにはなかった。曲はロンドンの音楽帳から数曲とやさしいソナタ、マーチやメヌエット。そしてK330のソナタとトルコ行進曲。
トルコ行進曲は通常のピアノバージョンと、スコダ所有のシンバルと太鼓付きピアノバージョンの2種類を収録。いずれも単純明快でありながら純粋な天才の発露が垣間見られる作品集。効果音付きの「トルコ行進曲」は、中間部に太鼓とシンバルがドンシャリ・ドンシャリと入るずいぶんと賑やかで騒々しいもの。

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