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2007年10月19日 (金)

プラネスの「忘れられた映像」

激動の10月第3週も終わりに近づいた。昨日まで御前崎で県内同業者トップを集めての年一回の会議を事務局として主催。結果は予定以上の大きな成果を上げたとはいえ、なんとなく気分はすっきりせず。

宿の「御前崎グランドホテル」の宴会場のフロア壁面に、沼津を中心に活動していた志賀旦山画伯の絵を見つけた。
宴会を早めに切り上げ早めに寝付いたが、午前4時過ぎに目が覚めてしまった。ふと外を見ると素晴らしい星空だ。下界の遠州灘には漁り火を灯した漁船が数隻。
Images 俗事を忘れしばしポケーとしているうちに夜が明けてきた。大海原から登る巨大な太陽。
夜の静けさからの静から動への見事な場面転換。
頭の中にはドビュッシーの交響詩「海」の第一曲終盤、あの独特な響きの壮大なクライマックスが鳴り響く。
二日目の午前中まで会議は続き、夕方沼津到着後はデスクに山積みになった書類を処理するうちに9時過ぎとなり家路につく。帰宅途中で今日は練習日だったことを思い出した。

本日はISOの監査で2箇所訪問。明日は大きなイベントのため出勤となりさらに夜はオケの練習。日曜は「裾野ファミリーコンサート」の本番だ。ふーう。

P1010287 今日聴いたのは、プラネスの弾くドビュッシーピアノ曲全集から「忘れられた映像」その他。
「版画」「ピアノのために」「六つのエピグラフ(独奏版)」のほか、珍しい小品を数多く集めた素敵なアルバム。

ドビュッシーの最後の作品で、21世紀になって発見された「燃える炭火に照らされた夕べ」が収録されているのがうれしい。
プラネスの石英のようなヒヤリと硬質な音質がこれらの曲にはふさわしい。

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