クラウスとモントゥーのウェーバー
どんよりと曇った肌寒い一日。本日、ここ数日続いた休日出勤の代休をいただく。とても休める状態でもないのだが、とにかく気分のリフレッシュも必要だろう。休日とはいえ雑事が多く、あっという間に日が暮れてしまった。
今日は、Disco Aricivaのディスクから、モントゥーの1952年サンフランシスコ・ライヴを聴いた。曲目はウェーバーの「オベロン」序曲とピアノとオーケストラのための「コンチェルトシュトゥック」、そしてシューマンの交響曲第4番というもの。
ピアノソロは日本でも人気の高いリリー・クラウス。リリー・クラウスとのウェーバーは、コンセルトヘボウ管との1938年ライヴの録音も残されている。
このシリーズの常として曲の前後にアナウンスが入る。アナウンスの鮮明さに比べて、音楽の音質はいまひとつだが、演奏の素晴らしさの前に録音の古さは気にならない。
特にウェーバーの2曲が引き締まった厳しい響きと若々しい推進力で一気に聴かせる名演だ。男勝りの豪快なタッチでバリバリ弾いていくクラウスのピアノも見事なものだ。
ヤマハがスタインウェイと並ぶ老舗のピアノメーカー、ベーゼンドルファーを買収したという。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000138-jij-biz
ちょいと複雑な気分。
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ホロヴィッツ、1978-79ライヴ(2023.12.01)
- ディヴィッド・マンロウ、中世ルネサンスの楽器(2023.11.28)
- テンシュテットのエロイカ(2023.11.16)
- スーストロのトランペットでテレマンほか(2023.11.14)
- パリ、ノートルダム大聖堂のクリスマスライヴと朝比奈隆の第九(2023.11.12)
コメント