カラヤンのマニフィカト
11月も今日で終わり。多忙でさまざまな事があった2007年もあとわずか。ここのところ昼と夜が逆転していて、夜になると頭は冴えてしまいついつい夜更かししてしまう。昨日も就寝は2時過ぎだ。
今日はカラヤンのバッハをLDで視る。1984年のシルヴェスターコンサートからヴァイオリン協奏曲第2番と「マニフィカトニ長調」。ヴァイオリンはカラヤンお気に入りの女流ヴァイオリニストのムター。
巨大な編成のゴージャスなバッハ。カラヤンはチェンバロを弾きながらの指揮。ムターのヴァイオリンも容姿そのままの豊満な演奏。
「マニフィカト」も巨大な編成で、カラヤンが弾くチェンバロの両翼に6本ずつのフルートとオーボエが縦に並び、その両側に弦楽器が包み込むように並んでいる。
今では流行らぬスタイルだが、カラヤンの気合の入りは尋常でなく、時として立ち上がりこぶしを振り上げ、オケを煽っていく壮麗なバッハ。第8曲のアルトと二本のフルートによるアリアではカラヤンはほとんど目だけで指揮している。この点映像はありがたい。
オーボエのオブリガードの上に合唱が美しく流れていく第11曲など感動的だ。ローター・コッホとシュレンベルガーをはじめとする6本のオーボエの音程がピタリと合っているのも見事なものだ。
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