カイルベルトのR.シュトラウスとメンデルスゾーン
暮れに入っても仕事は多方面作戦を強いられ、同時進行する複数のプロジェクトを毎日なんとかこなすのに精一杯。直属の上司は来年去ることが決まっているので、責任が自分に収斂するのが目に見えている。正直逃げ出したい気持ちだがそうもいかない。
昨日のオケの練習は、来年の定演に向けてのベートーヴェンの交響曲第7番。8時過ぎに練習会場へ到着し第2楽章の途中から練習に参加する。
ベートーヴェン自身が絶好調の時に一気阿世に書き上げたエネルギッシュな曲。演奏する側も、ベートーヴェンの挑戦をがっちりと受け止める覚悟が必要な曲。気分が高揚しているときは良いが、疲労蓄積気味の今の自分にはちょいとシンドイ。
今日はN響の名誉指揮者でもあったカイルベルトを聴いた。ワーナーから出ていたテルデック原盤のCDで、メンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」とR.シュトラウスの「ドン・ファン」。ベルリンフィルを振ったカイルベルト晩年の1967年録音。
完全にカラヤンの手中にあったこの時期のベルリンフィルで、カラヤンの得意とするR.シュトラウスの録音がなぜ可能であったのかは判らない。
カイルベルトは、同時期のカラヤンの録音から聴かれなくなった純正のドイツの音をベルリンフィルから見事に引き出している。とても同じオケとは思えないほど重厚な音。
夜になって、高校の同級生が事故のため意識不明の重態だというメールが入って来た。自転車での通勤途中に通行人をよけようとして転倒し頭を強打したという。なんとか助かって欲しい。
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