マルケヴィッチ、イスラエルフィルとのライヴ
ここ数日暖かだったが夜になって寒くなった。仕事はびっしり密度が濃く時間の経つのも早い。出勤して昼までの時間のなんと短いことか。
明日は外部のお偉方を招いての重要な会議二連発。説明資料造りに追われる一日。なんとか目処がつき夜のオケの練習になんとか参加することができた。
本日は今年初のホール練習。やはりのびのびと練習できるのが良い。曲はウェーバーの「オベロン」序曲とワーグナーの「タンホイザー」序曲。古典的な格調の高さの中にロマン派の萌芽が感じられるウェーバーは良い曲だ。管楽器はさほどではないがヴァイオリンはなかなかの苦戦。
今日はマルケヴィッチがイスラエルフィルに客演した際のライヴを聴いた。1976年のライヴとされるCD-R盤で「展覧会の絵」と「田園」というもの。マルケヴィッチの「展覧会の絵」は何種類かあるが、「田園」はライヴ映像があるきりだった。この中から「展覧会の絵」を聴く。
筋肉質で引き締まった無駄のないいつものマルケヴィッチのスタイルだが、イスラエルフィル独特の艶のある豊麗な響きとうまく溶け合って見事な名演となった。オケが完全に鳴り切った壮麗な「キエフの大門」は巨大な建造物を仰ぎ見るようで、ただただ圧倒されるばかり。多少ノイズが入るがステレオなのがありがたい。
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