ロザンタールとマルティノンのJ.シュトラウス
本日快晴、見逃していた「のだめ」の第一回再放送を見ながら遅い朝食。
昼は家族を引き連れて隣町の清水町にある「街道ラーメン 醤」で昼食。深く煮込んだ牛すじラーメンはなかなかのものだ。和風だしをゼラチンで固めたトッピングが、食べていくうちに溶けて次第に味が濃厚になっていくのがユニーク。
その後郊外型大型ショッピングセンター「サントムーン柿田川」にて家族とショッピング。静岡県東部最大といわれるだけあり店舗の数は実に89店舗。すごい人出に購買意欲は失せ結局リビングに敷くインド綿のラグを一枚を購い帰宅。
夜は、昨晩最後のアンコール部分しか見なかったウィーンフィルのニューイヤーコンサートの再放送を見た。少し視ているうちに、とてもウィンナワルツだけ3時間も聴く気にはならなくなり録画のスイッチだけを入れておくことにした。昨日聴いた印象と変わらぬが、全ての曲を暗譜で通すプレートルの姿に感心。
他のフランス人の指揮者のウィンナワルツも聴きたくなった。ところがレコード棚を見てみたが見あたらない。主な指揮者のディスコグラフィーやカタログなども見ても全く出てこない。フランス人にとってのウィンナワルツは、隣国のローカルな音楽としてしか認識されていなかったのだろうか。
それでも手持ちコレクションのデーターベースを探しているうちに、シュトラウスのワルツやポルカをデゾルミエールがバレエ音楽に編曲したバレエ「美しく青きドナウ」の音盤が2枚あることが判った。
演奏はマルティノン&ロンドンフィルの米ロンドン盤LPと、ラヴェルの直弟子ロザンタール&パリオペラ座管による米キャピトル盤。
デゾルミエールの編曲は「美しき青きドナウ」はほぼ全曲、他には「こうもり」のワルツがチラリと顔を見せる程度で他は全く知らぬ曲ばかり。曲も完全にフランス風のバレエ音楽に変貌している。
演奏はどちらも良いが、オッフェンバックを彷彿とさせる楽しさと、ちょっぴり退廃的なムードの漂うロザンタール盤がより面白い。
もう一枚フランス系の演奏で、M.メスプレの歌にイージーリスニングの御大フランク・プウルセルの編曲と指揮の「美しく青きドナウ」「皇帝円舞曲」など8曲を入れたLPも出て来た。こちらは東芝EMI盤LP。
プウルセルの率いるオケは、パリオペラ座などのメンバーで構成されているだけあって、水準は高い。軽いシャンソンを聴いているような趣だが、ゆっくりロマンティックに演奏されている「美しく青きドナウ」は今日聴いたプレートルの解釈と非常によく似ている。
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ホロヴィッツ、1978-79ライヴ(2023.12.01)
- ディヴィッド・マンロウ、中世ルネサンスの楽器(2023.11.28)
- テンシュテットのエロイカ(2023.11.16)
- スーストロのトランペットでテレマンほか(2023.11.14)
- パリ、ノートルダム大聖堂のクリスマスライヴと朝比奈隆の第九(2023.11.12)
コメント