モントゥー、ロンドン響との「春の祭典」
今日は朝から会議漬け。午後の会議は結論の出ぬまま堂々巡りのスパイラルに陥るという最悪の事態。
Disco Archivaのライヴ集からモントゥー最晩年のロンドン響とのライヴを聴いた。1963年5月23日のライヴとされるもので「マイスタージンガー」第一幕前奏曲、ブラームスのピアノ協奏曲第2番(独奏はクライバーン)、そして自らが初演を振った「春の祭典」というもの。
ボケた頭に活を入れられるような力漲る毅然としたモントゥーのブラームス。対するクライバーンのピアノは表面的なものに終始しオケに完全に埋没。
続く「春の祭典」はロンドン響の機動力全開の豪演。モントゥーの即興的なテンポの動きに必死に喰らい付いて行くオケ、ティンパニの乱打も凄まじく、数あるモントゥーのハルサイ中最もエキサイティングな演奏。ただし第一部の途中で朗読のようなものが数分混信、これは惜しい。
興奮した頭を冷やすために聴いたのは、今年のニューイヤーコンサートに登場したプレートルのプーランク。
タッキーノをソリストに迎えたピアノ協奏曲。東芝から出ていた「フランス音楽のエスプリ」シリーズのLPでオケはパリ音楽院管。
粋でお洒落なプレートル若き日の名演。
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