スウィトナーのタンホイザー
大寒の今日はこの冬一番の寒さとなった。後北条氏の砦跡のある裏山の頂にはうっすらと雪が積もっている。午後からの雨も夜のうちに雪になりそうだ。
今年の定演の前半のプログラムは結局「オベロン」と「タンホイザー」の二つの序曲が並ぶことになった。メインのベートーヴェンと併せて純正ドイツ音楽プログラム。
今日はN響の名誉指揮者だったスウィトナーのワーグナー管弦楽曲集から「タンホイザー」序曲を聴いた。PILZ音源で、「ローエングリン」一幕、三幕の前奏曲に「タンホイザー」から序曲とバッカナール、第三幕の前奏曲。そして「ジークフリート牧歌」が入っている。オケはベルリン国立歌劇場菅。
スウィトナーはバイロイトで「タンホイザー」を振っているし、ベルリン国立歌劇場の引越し公演でも取り上げていた。この録音はドレスデン版を用いながらも次にバッカナーレが入っている。
常にオペラハウスでの活動が中心であったスウィトナー。このワーグナーもゆっくりとしたテンポで壮大に歌い上げた名演だ。嚠喨と吹き鳴らすトロンボーンの力強い響きが実に素晴らしい。
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