プレートルのシュトラウス
新しい年は穏やかな良い天気で始まった。今年は大晦日に夜更かしをしてしまい、初日の出には間に合わず。
弟夫婦を迎えた朝食の後、近所の吉田神社へ初詣。先日この神社の由来が紹介された本を読んだばかりなので感慨深いもの有り。その後親戚を何軒か回り、家内の実家に着いた時にはアルコールが体内を充満状態。岳父と杯を重ね、ほろ酔い気分で三島大社へとお参りし帰宅したのは9時ちょっと前。
テレビのスイッチを点けたところ、新年恒例のニューイヤーコンサートをやっている。今年の指揮者はジョルジュ・プレートル。フランス人の登場はニューイヤーコンサート初のはずだ。そもそもフランス人のJ.シュトラウスは録音でもほとんどお目にかかれない。意表を衝く人選だが、近年のニューイヤーコンサートがいささかマンネリ気味だったこともあり、かえって新鮮だ。
プレートルがウィーンフィルを振った演奏を聴くのは初めてだ。かつてウィーンに旅行した時に、プレートル指揮ウィーン響の「第九」の演奏会のポスターを見かけたのを思い出した。ウィーン響とは来日してマーラーやシューベルトも演奏していた。
演奏は小粋でロマンティック、そしてエネルギッシュで健康的ななもの。パリ管との実演でも感じたことだが、多少アクの強さもあるがプレートルはお客の喜びそうなツボを良く心得ている。プレートル自身も実に楽しそうだ。
久しぶりに遊び心満載の楽しめるニューイヤーコンサートだ。明日のBSでの再放送は録画するとしよう。
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