オーマンディーの「水上の音楽」
昼前から冷たい雨が降ってきた。今日から仕事始めの会社も多く、仕事の合間にしばし新年のご挨拶。
タワーレコード・ヴィンテージコレクションのCDで、RCA音源からオーマンディーとストコフスキーの演奏をヘンデルの「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」聴いた。ストコフスキーの演奏は花火の音と歓声入りで有名なもの。
この盤には「水上の音楽」がオーマンディーとA.ハリスの2種の編曲が含まれている。CBS音源のオーマンディー編の別演奏も手元にあり、3者の聴き比べも興味深い。
最近では流行らない大編成オケによる演奏だが、オーマンディーの編曲はゴージャスな響きのフィラデルフィア管の特性を節度を保ちつつカラフルに仕上げているのが聞きもの。その点ハリスの金ぴか主義の編曲とは一線を画する。
同じオーマンディー編でもCBSの旧盤はオーケストレーションが多少異なり、RCA盤と比べ速いテンポで軽快に仕上げているのがミソ。RCA盤は、第一曲のアレグロを第三曲目としてもう一度繰り返しているが、ちょっとこれはくどい。
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