パヌフニクのコンチェルト・フェスティーボ
久しぶりに良い天気となった。仕事帰りに天を仰ぐと見事な満月。今日はオケの練習日。
練習会場に入ると中プロの「タンホイザー」序曲が始まっている。今までベートーヴェンばかりなので、トロンボーンのメンバーは今日が初練習。「タンホイザー」の合わせは今日が初めてだが、曲としての体裁はそれなりに整っている。これならば問題はなさそうだ。
休憩時間中に今年の夏に静岡のグランシップでおこなわれるイベントの詳細発表があった。
県内の音楽家をプロアマを問わず400人集めオーケストラ演奏させるらしい。指揮は井上道義、曲目はパヌフニクの「神聖な交響曲」のファンファーレ、クセナキスの「ノモス・ガンマ」、「水上の音楽」「ボレロ」「惑星より」という内容。
400人とはいっても奏者のレベルは様々だろうし練習もわずか4回だという。選曲にかなり苦慮した様子。さすがにクセナキスは編成とおりの98人でやるらしい。もっともこの曲を400人でやったら収拾がつかなくなってしまい騒音の洪水となってしまうだろう。
今日はひさしぶりにパヌフニクを聴いた。「神聖な交響曲」はN響が30年ほど前に演奏していたのをFMで聴いた記憶がある。今でも当時のエアチェックテープが家のどこかにあるはずだ。確かテレビでも放映していて指揮は秋山和慶だったような気がする。とにかくやたらとトランペットの数が多かった。
今日聴いたのは自作自演の「Concert Festivo」。3楽章からなる15分余りの短い曲。ブラスのみの第一曲、弦楽器のみの第2楽章ラルゲットを経て打楽器コンチェルトのような第3楽章。オケはロンドン響のユニコーン盤LP。
パヌフニクの曲は皆どこかで聴いたことがあるような曲だ。この曲も聴いているうちにクレストンのマリンバ協奏曲を思い出した。
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