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2008年1月18日 (金)

ワルター・ゲールのドリーヴ

どんよりと冷えた一日。昨日は新進気鋭の講師を招き県内同業者を集めての研修会。全く異なる分野の方からの鋭いご意見を拝聴。

夜はオケの練習に参加する。先週は近所のお通夜と重なり欠席してしまったため今年初めての参加となった。しばらく吹いていなかったので、合奏部屋の隣部屋でいつもより長めにウォーミングアップをおこなう。部屋に入るとオケの入団希望者の女性がいてホルンを吹いていた。軽く自己紹介の後しばし歓談。

合奏部屋に入ると狭い部屋にオケのメンバーがぎっしり詰まっている。10型オケに倍管の管楽器群によるベートーヴェン。これだけ揃っていると練習も楽しい。久々の練習でここのところ溜まっていたストレスもだいぶ解消された気分。

本日は仕事の後誘われて映画「六ヶ所村ラプソディ」の上映会に参加。監督の鎌仲ひとみさんのトークの後、映画の上映。核再処理工場の周辺の人々の生活を活写したドキュメンタリーの力作。http://www.rokkasho-rhapsody.com/index2

原発に疑問を感じながらも日々の糧を得るために再処理工場で働かざるをえない人々の姿。昨年浜岡原発を見学したこともあり、映画の内容がリアルに感ぜられる二時間余り。原発事故の恐ろしさを感じながらも電気の恩恵をぬくぬくと受けている自分。

P1010320 今日はワルター・ゲール指揮のコンセール・ド・パリによるドリーヴの「コッペリア」と「シルヴィア」組曲。

米コロンビアのモノラルLPだが録音は驚くほど鮮明。同じ組み合わせでコンサートホールレーベルからもLPが出ていた。同じものだろうか。

「シルヴィア」は通常聴かれる組曲だが、「コッペリア」は8曲収録。シンフォニックで実に雄大な演奏だ。リズムの切れも申し分ない。大活躍のホルン群は古きよき時代のヴィヴラートたっぷりのフレンチスタイル。アンサンブルがラフになりがちだったこの頃のフランスのオケをゲールはきっちりと引き締めている。

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