ボロディンカルテットのショスタコーヴィチ
朝からの雨は夜になっても止まない。本日初午、家の鬼門に鎮座している稲荷社に飾る旗を昨晩取り出してあったのだが、この雨では飾ることができない。やむなく稲荷寿司を供えるだけとする。旗は二の午の日に飾ることにしよう。
今日はボロディンカルテットのショスタコーヴィッチを聴いた。作曲者からアドバイスを受けたというボロディンカルテットが、作曲者の死後に再録音をおこなった15曲の弦楽四重奏曲集から第11番から13番までの3曲を聴いた。手持ちは二度目の全集となるビクター盤CD。
アサヒスーパードライではないが洗練されたクリアな味わい。奥深い恐怖と悲しみさえ漂う冴えた美しさの漂う名演だ。
もう一枚は、先日聴いたジネット・ドワイアンの「無言歌集」の続きから、第5巻以降の曲を聴いた。この中には「紡ぎ歌」「楽しき農夫」といったポピュラーな曲が含まれる。
ここで驚いたのは第5巻第3曲の「葬送行進曲」。この旋律は、マーラーの交響曲第5番第一楽章冒頭の有名なトランペットソロの節と同じものだ。曲想そのものもマーラーの曲と完全に重なっている。
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