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2008年3月 4日 (火)

レオナルド ヴィンチのフルートソナタ

ご近所の河津桜と家の庭の梅が満開、黄砂と花粉症のためにノドがいがらっぽい。いよいよ春近し。多忙さは常態化し夜になっても携帯に仕事が追いかけてくる。

ここ数日聴く音楽は、溜まってしまった未聴音盤の中から目についたものを無作為に取り出している。

C523ss 今日聴いたのは「ナポリ楽派の音楽」というCYCNUS原盤の国内フィリップスLP。

A.スカルラッティやチマローザらの17世紀から18世紀までの作曲家の室内楽作品を集めたアルバムで、チェンバロのスグリッチが中心となったメンバーが演奏している。

この中のレオナルド ヴィンチ(1690~1750)のフルートソナタにすっかり惚れ込んでしまった。ルネサンス期の天才芸術家と同じ名のこの作曲者の作品は初めて聴いたが、これほどの美しい名曲が知られずに埋もれていたとは驚きだ。

アントニオ・ズッピガーのフルートとスグリッチのチェンバロによる演奏。太く落ち着いた音色でしみじみと聴かせるズッピガーのフルートも感動的だ。このフルーティストも只者ではない。

このズッピガーも初めて聞く名なのでネットで検索してみたところ、1945年ジュネーヴ国際コンクールに一位なしの二位で入賞していた。このような名手もまだいたのだ。他の曲の演奏も聴きたくなってきた。

数十年間、毎日のようにクラシック音楽を聴いていても、未知の名曲と名演奏家はまだまだ多い。

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