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2008年3月27日 (木)

カール・ムックのタンホイザー

過酷なこの2ヶ月で疲労が蓄積しもう限界。本日は代休を取得し、家の雑事を片付けた。

夜はオケの練習に久しぶりに参加するために会場の文化センターへ車を飛ばす。が、契約しているホール近くの月極駐車場に見知らぬ車が無断駐車している。ホールの駐車場も満車状態でやむなく遠くの知人宅に留めさせてもらう。せっかく休みを取ったのに練習に遅刻してしまった。

小ホールのステージにようやく滑り込んだのが「オベロン」序曲の最後の部分。D音の刻みの4小節しか参加できなかった。続いて「タンホイザー」序曲。

横島先生のワーグナーはかなり遅めの巨匠のテンポ。重厚壮大なワーグナーを目指しているようだ。オケにさらなる音量を要求。冒頭の巡礼の合唱ももっと深い音を意図しているようだが、オケにはまだまだ余裕がない様子。

P1010351 今日はマーラーよりも一歳年上のカール・ムックの「タンホイザー」序曲を聴いた。NAXOSから出ている復刻CDで1928年の録音。オケはベルリン国立歌劇場管というもの。

ハンス・リヒターやジークフリート・ワーグナーとともに20世紀初頭のバイロイト音楽祭を支え、ハンブルクで実演に接した近衛秀麿が「僕はこれほどまでに恐ろしい魅力を持った指揮者を知らない」とまで言わせた大指揮者ムックのワーグナー。

通常14分台で演奏されることの多い「タンホイザー」序曲を、16分かけて演奏している。今日の横島先生のテンポも非常に近かった。

このテンポでも停滞感を全く感じさせないのが見事。厳しさの中に気品溢れる素晴らしいワーグナーだ。巡礼の合唱に続くチェロとヴィオラの「悔悟の動機」がこれほどまでに感動的に響く演奏を私は聴いたことがない。今から80年前の録音だが音は驚異的に良い。

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