ラトルのファリァ
本日快晴、スギ花粉はなはだ多し。
社会保険庁から「ねんきん特別便」が届いた。自分と家内の2通だが記載内容を見て驚いた。なんと2通とも内容が誤っていた。家内は加入年月日の誤り、自分に至っては以前勤めていた会社の分がすっぽり抜け落ちているではないか。年金のデータ誤りのニュースは今まで他人事だったが、まさか自分達が関係しているとは思わなかった。
ファリアの「ペドロ親方の人形芝居」「プシシェ」「ハープシコード協奏曲」というもので、オケはロンドンシンフォニエッタ、ハープシコードはジョン・コンスタブル、ソプラノのジェニファー・スミスほか、という顔ぶれでArgo原盤のタワーレコード・ヴィンテージコレクションからの一枚。1980年録音。
「ドン・キホーテ」を題材にした「ペドロ親方・・・」は好きな作品だが、アルヘンタのモノラル盤以来あまり良い物がなかった。久しぶりに切れの良いスカッとした演奏に出会えた。5分に満たない小品ながらフランス風のティストの漂う「プシシェ」も美しい。
もう一枚はラトルのデビュー録音となった「春の祭典」。英エニグマ原盤でドラティ&ロイヤルフィルの「火の鳥(全曲版)」とのカップリングのASV盤CD。今では両方ともブリリアントの格安CDで数百円で入手可能。
当時22才のラトルはここではイギリス・ユース管を振っている。のびやかで素直なところは現在のラトルの片鱗を感じさせるもの。
さすがにオケの技量は心もとないが、アマオケの演奏にも通じる爽やかでひたむきな演奏が心地よい。ドラティの「火の鳥」はさすがに練れた大家の風格。ロイヤルフィルの演奏も安心して聴ける名演。
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