本日晴天、適度な風もあり爽やかな一日だ。昨年巣立ったツバメたちも我が家に還ってきた。
帰宅したところアリアCDからCDが届いていた。一年以上前に多量に発注したDisco Archivaの取り残し分からバルビローリ、モントゥーのものなど。
相変わらずCD-Rのみのただ聴ければ良いという体裁。
このシリーズは、長年採りためていた個人のエアチェックテープをCD-R化したもののようだ。途中で途切れていたり混信したりと、録音状態の当たり外れが非常に大きいのが難だが、他で聴けないものが多く演奏も良いのでついつい聞き入ってしまう。
バルビローリでは3点、1964年ヘルシンキのシベリウス・フェスティバルのライヴから「ペレアスとメリザンド」、「ポヒョラの娘」そして交響曲第一番。オケはヘルシンキ祝祭管。
バルビローリのヒューストン響時代の録音から「魔笛」序曲。ブラームスの交響曲第3番、「ラ・ヴァルス」、そしてR.シュトラウスの「ドンキホーテ」の1963、65年ライヴ。おまけとして南西ドイツ放送響を振ったシベリウスの交響曲第2番、2枚組。
もう一枚は1969年のハレ管とのライヴのシベリウスの交響曲第3番。そして1958年ニューヨークフィルとのホルストの「惑星」ライヴ。
モントゥーでは1960年のボストン響とのベートーヴェンの交響曲第9番。これはモントゥー夫人著「指揮棒と80年」巻末の未発売録音として紹介されていたモントゥー85歳バースデーコンサートと同じものかもしれない。ステレオ録音。おまけとしてミュンシュのベルリーズの「王の狩と嵐の音楽」1963年ライヴ。
ミュンシュでは1962年のステレオライヴで、ブルックナーのテ・デウムとフォーレのレクイエム。こちらは他でも出ていたような気がする。
この中からバルビローリの「惑星」を聴いてみた。
「水星」の次に突然「天王星」が始まったのには驚いた。こりゃこのシリーズに時々散見される欠落か・・・、肝心の「木星」が欠けていては魅力半減、とがっくりしたところが「天王星」の後に「木星」が演奏されていた。「海王星」はカットされ「木星」が全体のフィナーレということのようだ。
1958年といえばイギリス国外で「惑星」の演奏が珍しかったころだ。合唱団の調達が難しければ、これもありだろう。
心配していた録音はモノラルながら良好。演奏もよく歌いヒューマンでスケールの大きな非常な名演だ。「木星」での気合の入りようも尋常ではない。
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