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2008年4月に作成された記事

2008年4月30日 (水)

ガソリン売れきれ

明日から暫定税率復活。ということで仕事からの帰り道で見かけるガソリンスタンドはどこも長蛇の列。わが車の燃料タンクはまだ半分ほどの余裕があるが行き着けのGSに立ち寄った。列の最後尾に着け15分ほど待っているうちに若い店員が駆け寄ってきた。

「レギュラーですか?品切れになってしまいました・・・。」「えぇー!」

一挙に気持ちが萎え、帰りにスーパーに立ち寄りビールを購い帰路につく。このビール何本分かを損したと思うと気分は自然と沈みがち。ビールも値上げの予定があると聞く。買いだめしておこうと思う。(T^T)

P1010391 今日はNew Art Wind Quitetの演奏するフランセとニールセンの木管五重奏曲を聴いた。

後にフィラデルフィア菅の首席奏者となるパニッツら50年代を代表するアメリカの木管奏者によるアンサンブル。

中でもオーボエのメルヴィン・キャプランの驚異的なテクニックが素晴らしい。モノラルながら録音は生々しいほど鮮明。米Classic Editions のLP.

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2008年4月29日 (火)

ラ・フォルジュルネ、今年はシューベルト

今年も「ラ・フォルジュルネ」の季節がやってきた。今年の特集はシューベルト。http://www.lfj.jp/lfj_2008/

今年も連休の予定が直前まではっきりしなかったので、チケットは売れ残っていた5月3日の小菅優とボルドーアルテキーヌ管によるコンサート・チケットを購入。フォルジュルネで一枚3千円はちと高いが、その分無料コンサートを効率よく回ろう。

昨年は夜の10時開演のケフェレックのコンサートで非常に良かった。

P1010388 というわけで、今日はシューベルト。シューベルトが好んでいたというギターの入った室内楽で、フルート、ギター、ヴィオラのための四重奏曲とヴァイオリン、ギター、チェロのための8つのメヌエット。

演奏はフルートのブールダンやヴァイオリンのジェラーリ・ジャリ、ギターのアントニオ・メンブラートその他というフランスの人たちによるフィリップスのLP。

Schubertiade01 四重奏曲の原曲はW.マティーカ、メヌエットは作曲者不詳の作品集から、シューベルトがわが家で開催していたサロンコンサートの編成に合わせて編曲したもの。

おそらくシューベルトが手を加えなければ忘れ去られていた作品たち。天才の手で新たな生命を吹き込まれた逸品。

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2008年4月28日 (月)

マルクジンスキーのラフマニノフ

車庫の天井のツバメの巣作りが本格的になり、一晩で車が糞まみれになってしまった。

ここ数日パソコンの調子が悪く突然電源が落ちてしまう。購入後3年ちょっとだが、さほど不具合も感じてなかったので買い替えるつもりはない。しばらく様子を見よう。

P1010373_2 ポーランドのピアニスト、マルクジンスキーのラフマニノフを聴いた。1937年第3回ショパン・コンクール第3位にしてパデレフスキーに師事したマルクジンスキー。

この年のショパンコンクールの1位はザークで2位は後にギレリス夫人となるタマルキナ。二人ともロシアのピアニストだが、コンクール後の活躍と国際的な名声はマルクジンスキーには及ばない。

マルクジンスキーと言えばやはりショパンだが、ロシア物は珍しい。聴いたのは英コロンビアのモノラルLPで、クレツキ指揮のフィルハーモニア管による伴奏。

第1楽章の速いテンポには驚いた。レコードプレーヤーの回転数を誤ったのかと思ったほどだ。今まで聴いた中では間違いなく最速の演奏。ただし第2楽章からは普通のテンポだった。かなり癖のある個性的なラフマニノフ。まるで別の曲を聴くようだ。第2楽章では、聴いたことがないパッセージが出てくる。マルクジンスキー独自のものだろうか。今度スコア片手でじっくり聴いてみよう。

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2008年4月27日 (日)

ウイルコックスのメサイア

穏かなる日曜日、天気も良い。娘二人は朝から外出し、家の中も実に静か。部屋の片付けなどをしながら終日ノンビリ過ごす。

P1010354 今日は「メサイア」全曲をじっくり聴いた。

演奏は、D.ウィルコックス率いるケンブリッジ・キングスカレッジ合唱団によるEMIの国内盤LP3枚組。オケはアカデミー室内管。独唱、合唱全て男性による禁欲的で宗教的な清潔感漂う演奏。

教会での残響豊かな録音のため、小編成ゆえの迫力不足は感じられない。名手ウイブラハムのトランペットも見事。アルト独唱はカウンターテナー、ソプラノ独唱はボーイソプラノ数人で歌っているが、ボーイソプラノの一糸乱れぬアンサンブルは唖然とするうまさだ。

P1010386 続いて教会からみでオルガン演奏を2枚。

一枚は独テレフンケンのDas Alte WerkシリーズのLPからスイスの歴史的オルガン。

スイス南西部のヴァリス地方の村々に残るオルガンの録音集で、S.ヒルデンブラントがパッヘルベルやフレスコバルディらの作品を弾いている。

電気設備がないために、手動のふいごを録音技師が動かし送風しながら録音したという演奏。清澄でクラシカルな軽く純な響きに酔う一枚。

P1010385 もう一枚は、オーストリアのグラーツの教会に残る16世紀製作のオルガンを集めたE.Tribelによる演奏。

こちらはフローベルガー、フィッシャーら16世紀の作曲家の作品を集めたChristophorusのLP。

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2008年4月26日 (土)

バリサク版、バッハ無伴奏

曇りのち雨、夜は冷えてきた。いよいよGWに突入とはいえ本日出勤。昨日のアリアCDに続きHMVからもCDが届いていた。注文時期は全く異なるのに品物が届くのが不思議と重なってしまう。

281 今回は3点、うち2点は編曲もので激安BRILLIANTからバッハの無伴奏チェロ組曲全曲のバリトンサックス版。オランダの奏者H.V.Twillertによるもの。

2802_2 同じくBRILLIANTのアレンジものから、二台のハープによるフランスピアノ曲集。

内容はフランクの「プレリュード、フーガと変奏」、ドビュッシーの「子供の領分」、フォーレの「ドリー」、そして「マ・メールロア」。オランダのデユオ・ビリティスによる演奏。

238 そして、先日聴き直してして感銘を受けたドワイアンのラヴェルピアノ曲集Accordの2枚組CD。LPでも不足は感じなかったが、こちらはフルネ&ラムルー管による2曲のピアノ協奏曲が入っている。

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2008年4月25日 (金)

バルビローリの「惑星」

本日晴天、適度な風もあり爽やかな一日だ。昨年巣立ったツバメたちも我が家に還ってきた。

P1010385 帰宅したところアリアCDからCDが届いていた。一年以上前に多量に発注したDisco Archivaの取り残し分からバルビローリ、モントゥーのものなど。

相変わらずCD-Rのみのただ聴ければ良いという体裁。

このシリーズは、長年採りためていた個人のエアチェックテープをCD-R化したもののようだ。途中で途切れていたり混信したりと、録音状態の当たり外れが非常に大きいのが難だが、他で聴けないものが多く演奏も良いのでついつい聞き入ってしまう。

バルビローリでは3点、1964年ヘルシンキのシベリウス・フェスティバルのライヴから「ペレアスとメリザンド」、「ポヒョラの娘」そして交響曲第一番。オケはヘルシンキ祝祭管。

バルビローリのヒューストン響時代の録音から「魔笛」序曲。ブラームスの交響曲第3番、「ラ・ヴァルス」、そしてR.シュトラウスの「ドンキホーテ」の1963、65年ライヴ。おまけとして南西ドイツ放送響を振ったシベリウスの交響曲第2番、2枚組。

もう一枚は1969年のハレ管とのライヴのシベリウスの交響曲第3番。そして1958年ニューヨークフィルとのホルストの「惑星」ライヴ。

モントゥーでは1960年のボストン響とのベートーヴェンの交響曲第9番。これはモントゥー夫人著「指揮棒と80年」巻末の未発売録音として紹介されていたモントゥー85歳バースデーコンサートと同じものかもしれない。ステレオ録音。おまけとしてミュンシュのベルリーズの「王の狩と嵐の音楽」1963年ライヴ。

ミュンシュでは1962年のステレオライヴで、ブルックナーのテ・デウムとフォーレのレクイエム。こちらは他でも出ていたような気がする。

この中からバルビローリの「惑星」を聴いてみた。

「水星」の次に突然「天王星」が始まったのには驚いた。こりゃこのシリーズに時々散見される欠落か・・・、肝心の「木星」が欠けていては魅力半減、とがっくりしたところが「天王星」の後に「木星」が演奏されていた。「海王星」はカットされ「木星」が全体のフィナーレということのようだ。

1958年といえばイギリス国外で「惑星」の演奏が珍しかったころだ。合唱団の調達が難しければ、これもありだろう。

心配していた録音はモノラルながら良好。演奏もよく歌いヒューマンでスケールの大きな非常な名演だ。「木星」での気合の入りようも尋常ではない。

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2008年4月24日 (木)

本日の練習、「オベロン」序曲と選曲会議

朝からまとまった雨。昨日は組織トップその他お偉方たちとの飲み会で、4次会までつきあい帰宅は午前一時過ぎ。二日酔いではないが頭が重い。職場の窓から見える海の景色がかすみがちなのは、降りしきる雨のためだけではないようだ。

24thcon 夜はオケの練習に参加。今日は横島先生の指揮で「オベロン」序曲と「タンホイザー」序曲の大ホールでの練習。ドイツロマン派の前期、後期を代表する二つの名作序曲だ。

ロマンティックで軽妙なウェーバーのメルヘンの世界、重厚でありながら官能的なワーグナー。スタイルの全く異なる作品の描き分けが実に難しい。横島先生もその点を強調したいようだが、オケの理解度はいまひとつ。

練習終了後は、合宿で集めた来年定演の選曲アンケートから団員投票に残す3曲を絞り込む話し合いとなった。いつもながらバラエティに富んだ曲がズラリと並ぶが目新しいものがあまりない。今回は2月にオペラ公演を控えているので、練習時間の制約があり大曲は難しかろうという意識が選曲に微妙に響いているようだ。いささか腰が引け気味で面白みがない。

自分のような創立以来の古株から見れば、できれば未だ演奏していない曲をやりたいところ。だが創立20年を超え団員の入れ替わりも多く、初期の頃に演奏した曲目が再び候補となるのもやむえないだろう。チャイコフスキーの後期の交響曲、ドヴォルザークなどなど・・・・・・

結局、中プロにピアノ協奏曲以外のコンチェルトをやることを確認後、投票数の多かった(某パートの組織票?)チャイコフスキーの第5番に加え、いつも最終候補に残るシューマンの「ライン」、シベリウスの2番の3曲となった。はたして来月の全員投票の結果は如何に?

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2008年4月21日 (月)

バッハの「カノンの技法」

5月中旬並みの暖かな一日で新しい週は始まったが、夜風はまだまだ冷たい。

P1010380 今日はフランスのオルガニスト、マリ=クレール・アランとオリヴェ・アランの弾くバッハを聴いた。エラート原盤のLPで、大バッハのカノンばかりを集めたアルバム。1977年パリでの録音。

ここで二人のアランは「ゴールドベルク変奏曲」と「音楽の捧げ物」から10曲ずつのカノン、そして「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第2番の第3楽章」、BWV.1073で始まる6つのカノンを弾いている。使用オルガンはノートル・ダム教会のケルン内陣オルガン。

精緻に作曲されたバッハのカノン。まるでたった今作曲されたかのように響いてくる時の流れを超えたバッハの小宇宙。明るい音色で明晰なアランの演奏は、数学の難問を解くようなバッハのカノンにふさわしい。

このアルバムには、オリヴェ・アランが1974年にストラスブールで発見した「ゴールドベルク変奏曲の低音による14のカノン」も含まれていている。最後の14番のカノンはオリヴェ・アランの解法と、新バッハ全集の校訂者クリストフ・ヴォルフによる解法の二つの演奏が録音されている。

P1010381 もう一曲は、ハイドンの「十字架上のキリストの最後の言葉」。

序奏と7つのソナタと終曲「地震」から成り、最後の「地震」以外は全てレント、グラーヴェ、アダージョのゆっくりした楽章ばかりの独特な作品だ。オリジナルは管弦楽作品で後に弦楽四重奏とオラトリオにハイドン自身が編曲している。ハイドンはよほど気に入っていたのだろう。

聴いたのは、ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団によるオーストリアのプライザー盤LP。

名作かもしれないが、自分にとっては遅いテンポの楽章の連続で、何度聴いても途中で眠くなってしまう苦手な作品だ。今日も演奏の良さに感心しながらも、曲半ばであえなく爆睡。

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2008年4月20日 (日)

春の合宿2008

P1010380 昨日から沼響恒例の春の合宿。場所もいつもの天城白雲楼。

職場から直接合宿場に向かう時に雨が降りだした。天気の悪いのも毎年のことだ。伊豆方面に向かう国道414号は渋滞もなく順調に車を飛ばす。新しくできた北天城道路を通過し到着までの所用時間は40分、これは今までの最短記録。玄関ロビーで団員のF君が生後4ヶ月の愛娘をあやしていた。

P1010381 今回は横島先生がウィーンでの演奏会のため、トレーナーの高橋先生による指揮となった。

大広間での夕食後、「オベロン」序曲の練習が始まる。高橋先生の練習は1小節ずつ根気良く積み上げていく職人的なもの。基本ができていないうちのオケにはふさわしい。だが、古典的な格調の高さにしなやかな推進力が必要なウェーバーの理想の演奏には、まだまだ道遠し。

練習終了後はお楽しみの大宴会。古びた天井とピアノに宴会場正面の朽ちかけた富士山の絵。この白雲楼の宴会場は20年前と少しも変わっていない。ここに来ると20年前にタイムスリップしたかのようだ。

開始時間を待ちきれない古株のオヤジたちは、自主的に?宴会の準備を手伝い、乾杯の練習と称して早々に飲み始める。宴会は大いに盛り上がり高橋先生との音楽談義も楽しく就寝は午前2時。どうやら4時近くまで続いたようだ。

一夜明けた今日は「タンホイザー」序曲から開始。二日酔いで沈没が若干一名。朝からワーグナーはさすがにきつい。皆最初は寝ぼけ、音がよれよれだったが、先生の根気強いトレーニングで次第にワーグナーらしくなっていく。

P1010382 P1010384 昼食のカレーの後、ベト7降り番の自分は会場を後にし近くの狩野川沿い「世古の湯」へ。ここは5人も入れば一杯になってしまう地区の温泉。入湯料100円を無人ポストに入れ、孫を連れたご老人3人と熱めの温泉にゆっくり漬かる。極楽極楽・・・しばし命の洗濯。梶井基次郎の文学碑を訪れ帰路につく。

P1010205 車中で聴いたのは、オッテルロー指揮するベートーヴェンの交響曲第4番。コンセルトヘボウアンソロジー14枚組中の一枚。

すっきり端正に仕上げたスピード感溢れる名演。

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2008年4月18日 (金)

エルネスト・ブールのジョリベ

仕事の密度は変わらぬが、忙しいのが常態化して鈍感になってしまった。明日から天城でオケの合宿だ。ここらで仕事を忘れしばしの休息としよう。

P1010378 今日はエルネスト・ブールの振るジョリベの作品集を聴いた。

EMIのモノラルLPで、初演者のデ・カーヴの弾く「赤道コンチェルト」、デルモットをソリストに迎えたトランペット協奏曲第一番、弦楽のためのアンダンテの3曲が入っている。オケはシャンゼリゼ劇場管。

迷いのない直裁なブールの指揮に酔う一枚。明晰にして無駄のない音響がストレートに迫ってくる「赤道コンチェルト」が圧巻。

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2008年4月17日 (木)

シュトウツのシューベルト

曇り後雨、深夜から雨強し。今日はオケの練習日だが、降り番のベートーヴェンなので参加せずに帰宅。ここのところ定時とはいかぬが、9時前には帰れるようになった。

帰宅後、今日が〆切の定演のプログラム原稿を仕上げてメールで事務局へ送る。自分の悪い癖で、どうも〆切直前にならないと頭の中で文章が発酵せず、書く気にならない。

P1010370 ヤフオクで購入したLPの続きを2枚。

スイスの指揮者、エドモンド・シュトウツが手兵チューリッヒ室内管を振ったシューベルト若書きの序曲ハ短調とドイツ舞曲、メヌエット数曲を集めたドイツ盤LP。

P1010377 そしてロシアの指揮者、イワーノフがソビエト国立響を振ったチャイコフスキーの交響曲第4番のメロディア原盤のアルティアLP。

コテコテのロシア訛りのチャイコフスキーが聴けそうだ。

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2008年4月16日 (水)

スメターチェクのロッシーニ序曲集

本日愛犬の予防接種のため午前中年休を取り、家から1キロ近く離れた公園へ行く。愛犬は齢14歳の雑種の老犬。会場で多数集まった他の飼い犬を見て興奮したのか、立ち木に顔をぶつけ顔面から出血してしまった。幸い大事に至らず注射を済ませ、家に向かうが心なしか往路の元気がない。

P1010369 ヤフオクで落としたLPが届いた。今回は外盤LPが10枚ほど。

バレー音楽の大家フィストラーリとアーヴィングによる「舞踏への勧誘」(編曲者の表記はない)、ミンクスの「ドン・キホーテ」、そしてヴェルディのオペラからマッケラスが編んだ「The Lady and The fool」のロンドン盤。

P1010373 P1010372 ポーランドのマルクジンスキーの弾くラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の米コロンビア盤。指揮はクレツキ&フィルハーモニア管。

同じくラフマニノフではコンドラシン指揮モスクワフィルによる「交響的舞曲」。これはメロディア原盤のEMI盤でスヴェトラーノフ指揮の3つの合唱曲とのカップリング。

P1010371 P1010379 チェコの指揮者シェイナとスメターチェクが指揮するロッシーニ序曲集のパーラメント盤。

レーデル&ミュンヘン・プロアルテによるバッハの息子達のシンフォニア集米DECCA盤。これはエラートから出ていたものと同じだろう。

P1010375 P1010374 パーヴォ・ヤルヴィ指揮スコティッシュナショナル響のメンバーによるモーツァルトの管楽器のためのセレナード2曲のMHS盤。今回唯一のデジタル録音。

ウォーレンシュタイン指揮ロスアンゼルスフィルによるブラームスの交響曲第2番。これはレーベルがよくわからない。曲目アナリーゼの10インチ盤が附録についている珍しいもの。

P1010378 P1010376 ザンデルリング&ドレスデン国立歌劇場管によるフランクの交響曲、独ヘリオドール盤。これはダブリ買いでした。

若き日のアントルモンが弾くリストのピアノ協奏曲2曲の米コロンビア盤などなど。

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2008年4月15日 (火)

ペトラッシのオケコン

気温も上がり午後には20度近くになった。仕事もようやく春の訪れ到来。といきたいところだが。

P1010331 今日はイタリアも名匠プレヴィターリの振るペトラッシの作品から管弦楽のための協奏曲第1番を聴いた。ローマの聖チェチーリア音楽院管を振ったデッカのモノラルLP。

ペトラッシの管弦楽のための協奏曲は第8番まであるらしい。この第1番は1934年の作品、バルトークの有名な作品よりも古い作品だ。編成は3管のオケにサキソフォーン族とピアノというもの。

バルトークほどの完成度の高さはないものの、バロック期のコンチェルトグロッソのような、これはなかなかの名曲。何群かに分かれた独奏楽器が目まぐるしく移り変わる作品。演奏も良い。

Image 今から30年以上前、自分が中学生の時にフルーティストのガッゼローニがピアノのブルーノ・カニーノを伴って沼津に来た。ペトラッシの作品を始めて聴いたのはこの時だ。

プログラムには、ヴィヴァルディやバッハもあったはずだが全く印象に残っていない。福島和夫やマデルナの作品もあったように記憶している。この時のアンコールがラヴェルの「ハバネラ形式の小品」とペトラッシの「スーフル」という曲だった。曲の細部は思い出せないが時間が一瞬停止したかのような不思議なこの時の感覚を今でもはっきり覚えている。

思えば自分が初めて実演で聴いた現代曲だった。

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2008年4月13日 (日)

ドワイアンのラヴェル

日中良い天気に恵まれた日曜日。朝は町内総出の側溝掃除だったが夜からの雨に路上に上げた汚泥は再びドブ川に逆戻り。

午後は娘の通う吹奏楽部の定期演奏会。フレッシュで溌剌としたステージが実に楽しい。前半は間宮芳生、ヴォーン・ウイリアムス、アーノルドなど、なかなか意欲的な作品が続くがいささか消化不良気味。後半のポップス・ステージが無条件で楽しめた。

P1010368 今日はフォーレの全集で知られるフランスのピアニスト、ジャン・ドワイアンの弾くラヴェルピアノ曲集を聴いた。仏ムジディスクへの60年代の録音で、手持ちは70年代初めに日本コロンビアから出ていた国内盤LP。久しぶりの再聴。

20年以上前に、初めてこの演奏を聴いた時は、「亡き王女のためのパヴァーヌ」に代表されるスタッカート気味のドライな表現がなんとも野暮に思えていたのだが。その頃の自分は全く解っていなかったことに今更ながら気がついた。

あらためて聴き直してみると、古典的な均衡の中に高度なエスプリを忍ばせた実に格調の高い演奏だ。「鐘の谷」の響き渡る鐘の音の絶妙の間。「優雅で感傷的なワルツ」の独特のレガート。「水の精」の驚くほど精緻な運指など、何度聴いても聞き飽きない素晴らしい演奏だ。

P1010367 沼響のHPの聴き比べコラム、「ベートーヴェンの7番を聴く」にR.シュトラウスの演奏の感想をアップしました。

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2008年4月12日 (土)

春、旅立ちの詩~海瀬京子ピアノリサイタル

今日は海瀬京子さんのピアノリサイタル。今秋からベルリンへ留学する彼女のために「すみや」が企画したコンサートだ。仕事を終え、家内と会場の響きの良い長泉町文化センター・ベルフォーレへと急ぐ。開演19時。

P1010366 前半はハイドンのピアノソナタ第50番とベートーヴェンの「熱情ソナタ」。休憩の後、西村朗の「三つの幻影から水」、リストの「春のおもい(シューベルト原曲)」、「愛の夢第3番」、ラフマニノフの「楽興の時」から3曲、そして「ラ・ヴァルス」というもの。席は右側三列目。

最初のハイドンの冒頭が響いた瞬間、「おや?」と驚いた。この曲の演奏は伊豆の国市での「狩野川クラシックコンサート」で先月聴いている。だが、毅然とした音の輝かしさと陰影の深さで格段に良い出来だ。全く印象が違う。演奏者近くの最良の席で聴いていることもあるがピアノが実に良く鳴っている。

そして初挑戦の「熱情ソナタ」は、「運命」と同じ時期に書かれた中期の名作に全力で真正面からぶつかっていく壮絶な演奏だった。今、沼響が悪戦苦闘している交響曲第7番で、ベートーヴェンの難しさを痛感しているが。本当にベートーヴェンは奥が深い。本場ベルリンでの研鑽で、さらに磨きぬかれたベートーヴェンを今後聴くことができるだろう。

そして後半は、彼女得意の曲を並べただけに非常に聴き応えがあった。冴えた音と切れ味鋭いテクニックで絶えず様相を変える水の変化を見事に音化している西村作品の鬼気迫る妖艶な演奏。そしてロマンティックなリストへの場面転換の妙。

続くラフマニノフも余裕の名演。楽しみながら演奏している心が自然に客席まで伝わってくるのが実に良い。フルオーケストラにも引けをとらない色彩豊かで華麗な響きがホールに拡散していく最後の「ラ・ヴァルス」も圧巻。

アンコールは「亜麻色の髪の乙女」とショパンの「ノクターン第2番」。

慌しい年度始めの週末のひととき、素晴らしい音楽と演奏を十分に堪能しました。また演奏してください。

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2008年4月11日 (金)

ジュリーニのコンセルトヘボウライヴ

トラブルの連続に年度変わりの多忙さが重なり、今までにない緊張の2ヶ月が過ぎた。全力疾走状態だったのがゴールの先が見えてきたところで脱力感に襲われている。今年度から始まる巨大プロジェクトはまだ始まったばかりだ。ここらでリセットが必要かもしれない。

P1010364 今日はジュリーニ晩年のコンセルトヘボウ管とのライヴを聴いた。イタリアのTOPAZIOから出ていた海賊盤で、ドヴォルザークの交響曲第7番と「展覧会の絵」。録音時期は定かでないが1994年に出ていたCDだ。ドヴォルザークは同じオケで1993年録音のスタジオ録音がソニークラシカルから出ているので、おそらくスタジオ録音の直前におこなわれたコンサートライヴだと思う。

ドヴォルザークの最後の3つの交響曲は、実際に演奏した経験上この第7番が最も面白かった。ブラームスの影響が非常に濃いとはいえ、優等生的な第8や「新世界」に比べ、曲の密度の濃さではドヴォルザークの作品中でも比類のないものだ。

これがジュリーニのような巨匠の手にかかると、ブルックナーの交響曲に匹敵するかのような巨大な作品と化す。テンポを自由に動かし音楽がうねりながら成長していく大変な名演。

P1010365 スタジオ録音と聴き比べてみた。スタジオ録音だけならば、これ以上の演奏は望めないようにも思えるが、燃焼度の高さと音楽の推進力でライヴの感銘度に及ばない。演奏時間は各楽章10秒くらいずつライヴの方が短い。

カップリングされている「展覧会の絵」も豪壮でスリリングな名演だ。ティンパニの渾身の強打で始まる「ババヤーガの小屋」から、大きなカーヴを描いてクライマックスを築く「キエフの大門」にはただただ圧倒されるばかり。ジュリーニはライヴでこそ真価を発揮する指揮者だったのだ。

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2008年4月10日 (木)

本日の練習、「タンホイザー」序曲

再び雨の一日。新たな年度を向かえ新人を多量に迎えた職場の雰囲気は未だ落ち着かないが、自分の仕事は先が見えてきた。

本日テレビドラマのロケ場所として、自分の職場を使わせて欲しいとの要請があった。突然の申し出に驚いたが、メールで送られてきた企画書を見たところ、日時指定で朝から夜までの二日間。しかもこの内容では仕事に大きな影響が出そうな様子。豪華な出演者に心は動いたが、休日ならば対応可能との返事をしたところ、出演者のスケジュールの都合上調整が困難との回答にやむなくお断り。

今日はオケの練習日。今回はメインのベートーヴェンは降り番なので、2曲の序曲の練習日のみスポットで参加している。合宿も自分の予定と練習スケジュールがうまく合致しているのでありがたい。

練習会場に着くと大ホールのステージ上で「タンホイザー」の練習が始まっていた。横島先生は、ひたすら大きな音響の塊を要求。これは馬力に欠けるうちのオケの最も苦手とする分野かもしれない。定演への道のりは長い。

P1010354 今日はscoraから出ているストコフスキーのモスクワライヴを聴いた。曲はチャイコフスキーの「悲愴」、「ローエングリン」第一幕前奏曲、「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死、アンコールとしてバッハ(ストコフスキー編)の小フーガト短調というもの。オケはソビエト国立響で1958年6月17日のライヴ。

ストコフスキー得意の曲ばかりだが、演奏はかなりオソマツ。おそらく満足なリハーサルの時間が取れなかったようだ。モノラル録音でよくわからないが、オケ配置もストコフスキー独特なものだったはずでオケの戸惑いがそのままアンサンブルの乱れとなって音になっている。

曲の最初にストコフスキーが大きな声で曲目をアナウンスしているのも驚きだ。反応する聴衆のざわめきも通常の演奏会とは異なる雰囲気。これは推測だが、急に決まったコンサートで、演奏会プログラムを作成する余裕もなく曲目は当日発表だったのではなかろうか。

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2008年4月 9日 (水)

火事だぁ!

本日代休。月曜夜から降り始めた雨は、火曜朝には大雨強風警報が発令されるほどになってしまったが、本日は良い天気。お昼前に風で壊れてしまった2階ベランダのフェンスを直していると消防車のサイレンが聞こえてきた。はじめは気に留めてなかったが、次第に音が近づいてくる。やがて救急車のサイレンも聞こえてきた。

「はて?」 2階のベランダから音のする方角を凝視してみると消防車数台がこちらに向かって来るではないか!思わず周囲を見渡すと我が家から10メートルほど離れたアパートの一室から白煙が上がっている。目の前なのにフェンスの修理に夢中で全く気がつかなかった。慌てて階段を駆け下り現場に向かうとすでに多くの野次馬が群がっていた。テレビ局も来ている。

P1010362_2 火元はアパート一階の一室。煙はもうもうとしているものの炎は見えない。駆けつけた消防士も中に突入できないでいる。やがてたいした消火活動をしないうちに煙は自然に薄らいできた。

何か変だ。アパートの住人は仕事に出かけていて無人。火元は玄関の新聞受けで、外から火の付いた新聞紙が投げ込まれ、プラスチック製の新聞受けと扉周辺が燃えたものらしい。明らかに不審火だ。やがて警察の聞き込みが始まった。集まったご近所さんたちは、皆暗澹たる表情となり自然と散っていった。

P1010363 午後は、ボストン・ポップスのアーサー・フィードラーが自ら組織したフィードラーシンフォニエッタを振ったヘンデルを聴いた。曲はアメリカのオルガン奏者カール・ワインリッヒの弾く作品4のオルガン協奏曲集全曲。米RCAの2枚組LP。いささか情に流され気味のムーディーなヘンデル。

このセットの第4面には、ワインリッヒ独奏によるヘンデルの「6つのフーガ」が収録されている。こちらは一転してバッハの世界も通じるストイックな音楽。

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2008年4月 7日 (月)

プレヴィンの「劇場支配人」

本日曇りのち夜から風雨強し。出勤途中に小学校の入学式に向かう多くの親子とすれ違った。

今日は大指揮者モントゥー門下で、昨年N響に客演したプレヴィンとマリナーの演奏を聴いた。

P1010085 最初は、プレヴィンの若き日のモーツァルトでイギリス室内管を振った歌劇「劇場支配人」全曲。

配役はソプラノのレリ・グリスト、ユディット・ラスキン、テノールのリチャード・ルイス、バスのシェリル・ミルンズにナレーターとしてレオ・マッカーンが加わる。

4997184876186 手持ちは英RCAのLPで、昨年タワーレコード・ヴィンテージコレクションからもCD化されている。LPを通じて国内初発売だそうだ。

「劇場支配人」は歌劇というよりはセリフ中心の音楽劇で、序曲のほかに4曲ほどの全曲通して40分足らずの作品。

この演奏は、当時のプレヴィン夫人(何人目の夫人だろうか?)の脚本による英語版によるもの。これが自分でも理解できる非常にわかりやすい英語で歌手も粒ぞろい。臨場感豊かで躍動感溢れる生き生きとしたプレヴィンの指揮が実に愉快な名盤だ。

P1010357 もう一枚はマリナー指揮アカデミー室内管によるハイドンの交響曲第55番「校長先生」。蘭フィリップスの外盤LP。

こちらも実に楽しい曲と演奏。アンサンブルも極上で、フィナーレ中間部の管楽器によるポラッカ風の所など見事なものだ。

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2008年4月 6日 (日)

トスカニーニ追悼演奏会のモントゥー

春うららを絵に描いたような穏やかな一日だった。近所の桜も満開、ここらでゆっくり花見と行きたいところだが、今日はやる気充分の新たに配属された新人を指導しながらの仕事。キャリアからいえばベテランの域の子とはいえいささか頑張り過ぎの感もあり。

P1010066 今日はトスカニーニ追悼コンサートのライヴを聴いた。1957年2月3日、カーネギーホールでのライヴ。トスカニーニの引退後シンフォニー・オブ・ジ・エアーと名を変えNBC放送の傘下から離れ独自の活動をおこなっていた旧NBC響がトスカニーニの死の直後におこなったコンサートライヴ。

この中のワルターの「エロイカ」は、LP時代から広く知られた名演だが、Music&Artsから出ているこの2枚組のCDは、この「エロイカ」に加えて当日演奏されたミュンシュの「海」とモントゥーの「エニグマ変奏曲」が収録されている。

P1010069 この「エロイカ」を聴くのは久しぶりだが、随所にティンパニの加筆があることに初めて気がついた。ただし手持ちのワルター協会のLPに比べると音はかなり落ちる。

だが、やはりこれは大変な聴き物だ。速いテンポで進めた厳しくも格調の高いワルターの「エロイカ」の襟を正したくなるような演奏に勝るとも劣らぬフランスの巨匠二人のドビュッシーとエルガー。

中でもモントゥー得意の「エニグマ変奏曲」のニムロードは、トスカニーニへの思いを込めて全身全霊を注ぐオケのメンバーの姿が目に浮かぶ感動的な演奏だ。

このCDの最後には、指揮者なしで活動していたシンフォニー・オブ・ジ・エアーの「マイスタージンガー」第一幕前奏曲、序曲「ローマの謝肉祭」、「くるみ割り人形」組曲の1954年のステレオ録音が収録されている。

オケのメンバーの個別の技量は非常に優秀。だが曲によって完成度に大きなバラつきがあるのが惜しい。

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2008年4月 5日 (土)

ウォルトンのペルシャザールの饗宴

庭で鳴く爽やかなウグイスの声で目が覚めた久しぶりの休日。

今日は林さんのHP(http://kechikechiclassi.client.jp/nisshi.htm)を読んでいるうちにウォルトンのオラトリオ「ペルシャザールの饗宴」が聴きたくなった。

P1010359 聴いたのはプレヴィン指揮のロンドン響による国内盤SQ4チャンネルLP。1974年、ウォルトンの70歳誕生日祝賀記念演奏会の直後にウォルトン自身の立会いの下、同じメンバーで録音されたものだ。

バリトン独唱のほか、8群に分かれた合唱、3管のオケにオルガン、2群のブラスバンドも加わるカラヤンが20世紀最大の合唱作品と絶賛したウォルトン20代の傑作オラトリオ。旧約聖書をテキストに劇的に展開していく壮大な音の叙事詩。

プレヴィンの演奏は、冴えたリズムの切れと緊張感を持続させながら壮麗な音の大伽藍を築き上げていく名演。終曲のアレルヤでは久しぶりに興奮しました。ロンドン響とその合唱団も乗りに乗った入魂の演奏を聞かせてくれる。

プレヴィンにはロイヤルフィルを振った再録音もASVから出ているが、こちらは合唱がだいぶ聴き劣りがする。

P1010358 続いてフィルハーモニア管を振った作曲者の自作自演盤も聴いてみた。手持ちは英EMIの外盤LP。こちらは余裕を持った大人の音楽が鳴り響いている。名匠ピッツの率いるフィルハーモニア合唱団の重厚で壮大な響きに圧倒される一枚。

P1010360 この曲は名演に恵まれていて、ロッホランのLP時のジャケットには、イギリスの画家ジョン・マーティンの「ペルシャザールの饗宴」(1820)がそのまま使われていた。

P1010361 沼響のHPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」の4回目をアップしました。今回は、20世紀初頭のバイロイトの常連、大指揮者カール・ムックの演奏。1917年のオーケストラ録音最初期の演奏。

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2008年4月 2日 (水)

ポケット・バッハ

いよいよ新しい年度の始まり。今年は大幅な人事異動が有り、自分も肩書きは変わったが仕事と責任が増えますます気が重い。

ヤフオクで落としたLPが届いた。この2ヶ月ほど帰りは午前になることが珍しくなく、頭もボケ気味だ。自分でもいつ落札したのか定かでなく、届いたLPもなぜ買ったのかよくわからんLPが2枚。

P1010355 一枚はハーモニカ奏者、ライオネル・イーストンの吹くポケットバッハというEMIのLP。バッハの平均律、フランス組曲やいくつかのコラールプレリュードをチェンバロとチェロの3人で演奏している。懐の深いバッハの音楽はどのような演奏スタイルでもそれなりに聴ける。

この中からコラールプレリュードと小フーガを聴いてみた。ハーモニカといえば自分が小学生の頃に音楽の教材として買わされて授業で吹かされたイメージがあり、なんとなく軽く見ていたが、一流の演奏家の手にかかるとどんな楽器でも素晴らしい小宇宙が広がるという好サンプルのアルバムだ。

P1010356 もう一枚は青年時代の大バッハに大きな影響を与えたヴィンセント・リューベックのカンタータ2曲。

シュトウットガルトのマイナーな演奏家たちが手がけている独DOVERのLP。

カンタータの前にオルガン独奏によるコラールプレリュードが演奏されている。

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