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2008年4月27日 (日)

ウイルコックスのメサイア

穏かなる日曜日、天気も良い。娘二人は朝から外出し、家の中も実に静か。部屋の片付けなどをしながら終日ノンビリ過ごす。

P1010354 今日は「メサイア」全曲をじっくり聴いた。

演奏は、D.ウィルコックス率いるケンブリッジ・キングスカレッジ合唱団によるEMIの国内盤LP3枚組。オケはアカデミー室内管。独唱、合唱全て男性による禁欲的で宗教的な清潔感漂う演奏。

教会での残響豊かな録音のため、小編成ゆえの迫力不足は感じられない。名手ウイブラハムのトランペットも見事。アルト独唱はカウンターテナー、ソプラノ独唱はボーイソプラノ数人で歌っているが、ボーイソプラノの一糸乱れぬアンサンブルは唖然とするうまさだ。

P1010386 続いて教会からみでオルガン演奏を2枚。

一枚は独テレフンケンのDas Alte WerkシリーズのLPからスイスの歴史的オルガン。

スイス南西部のヴァリス地方の村々に残るオルガンの録音集で、S.ヒルデンブラントがパッヘルベルやフレスコバルディらの作品を弾いている。

電気設備がないために、手動のふいごを録音技師が動かし送風しながら録音したという演奏。清澄でクラシカルな軽く純な響きに酔う一枚。

P1010385 もう一枚は、オーストリアのグラーツの教会に残る16世紀製作のオルガンを集めたE.Tribelによる演奏。

こちらはフローベルガー、フィッシャーら16世紀の作曲家の作品を集めたChristophorusのLP。

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