春の合宿2008
職場から直接合宿場に向かう時に雨が降りだした。天気の悪いのも毎年のことだ。伊豆方面に向かう国道414号は渋滞もなく順調に車を飛ばす。新しくできた北天城道路を通過し到着までの所用時間は40分、これは今までの最短記録。玄関ロビーで団員のF君が生後4ヶ月の愛娘をあやしていた。
今回は横島先生がウィーンでの演奏会のため、トレーナーの高橋先生による指揮となった。
大広間での夕食後、「オベロン」序曲の練習が始まる。高橋先生の練習は1小節ずつ根気良く積み上げていく職人的なもの。基本ができていないうちのオケにはふさわしい。だが、古典的な格調の高さにしなやかな推進力が必要なウェーバーの理想の演奏には、まだまだ道遠し。
練習終了後はお楽しみの大宴会。古びた天井とピアノに宴会場正面の朽ちかけた富士山の絵。この白雲楼の宴会場は20年前と少しも変わっていない。ここに来ると20年前にタイムスリップしたかのようだ。
開始時間を待ちきれない古株のオヤジたちは、自主的に?宴会の準備を手伝い、乾杯の練習と称して早々に飲み始める。宴会は大いに盛り上がり高橋先生との音楽談義も楽しく就寝は午前2時。どうやら4時近くまで続いたようだ。
一夜明けた今日は「タンホイザー」序曲から開始。二日酔いで沈没が若干一名。朝からワーグナーはさすがにきつい。皆最初は寝ぼけ、音がよれよれだったが、先生の根気強いトレーニングで次第にワーグナーらしくなっていく。
昼食のカレーの後、ベト7降り番の自分は会場を後にし近くの狩野川沿い「世古の湯」へ。ここは5人も入れば一杯になってしまう地区の温泉。入湯料100円を無人ポストに入れ、孫を連れたご老人3人と熱めの温泉にゆっくり漬かる。極楽極楽・・・しばし命の洗濯。梶井基次郎の文学碑を訪れ帰路につく。
車中で聴いたのは、オッテルロー指揮するベートーヴェンの交響曲第4番。コンセルトヘボウアンソロジー14枚組中の一枚。
すっきり端正に仕上げたスピード感溢れる名演。
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