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2008年4月 6日 (日)

トスカニーニ追悼演奏会のモントゥー

春うららを絵に描いたような穏やかな一日だった。近所の桜も満開、ここらでゆっくり花見と行きたいところだが、今日はやる気充分の新たに配属された新人を指導しながらの仕事。キャリアからいえばベテランの域の子とはいえいささか頑張り過ぎの感もあり。

P1010066 今日はトスカニーニ追悼コンサートのライヴを聴いた。1957年2月3日、カーネギーホールでのライヴ。トスカニーニの引退後シンフォニー・オブ・ジ・エアーと名を変えNBC放送の傘下から離れ独自の活動をおこなっていた旧NBC響がトスカニーニの死の直後におこなったコンサートライヴ。

この中のワルターの「エロイカ」は、LP時代から広く知られた名演だが、Music&Artsから出ているこの2枚組のCDは、この「エロイカ」に加えて当日演奏されたミュンシュの「海」とモントゥーの「エニグマ変奏曲」が収録されている。

P1010069 この「エロイカ」を聴くのは久しぶりだが、随所にティンパニの加筆があることに初めて気がついた。ただし手持ちのワルター協会のLPに比べると音はかなり落ちる。

だが、やはりこれは大変な聴き物だ。速いテンポで進めた厳しくも格調の高いワルターの「エロイカ」の襟を正したくなるような演奏に勝るとも劣らぬフランスの巨匠二人のドビュッシーとエルガー。

中でもモントゥー得意の「エニグマ変奏曲」のニムロードは、トスカニーニへの思いを込めて全身全霊を注ぐオケのメンバーの姿が目に浮かぶ感動的な演奏だ。

このCDの最後には、指揮者なしで活動していたシンフォニー・オブ・ジ・エアーの「マイスタージンガー」第一幕前奏曲、序曲「ローマの謝肉祭」、「くるみ割り人形」組曲の1954年のステレオ録音が収録されている。

オケのメンバーの個別の技量は非常に優秀。だが曲によって完成度に大きなバラつきがあるのが惜しい。

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