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2008年4月13日 (日)

ドワイアンのラヴェル

日中良い天気に恵まれた日曜日。朝は町内総出の側溝掃除だったが夜からの雨に路上に上げた汚泥は再びドブ川に逆戻り。

午後は娘の通う吹奏楽部の定期演奏会。フレッシュで溌剌としたステージが実に楽しい。前半は間宮芳生、ヴォーン・ウイリアムス、アーノルドなど、なかなか意欲的な作品が続くがいささか消化不良気味。後半のポップス・ステージが無条件で楽しめた。

P1010368 今日はフォーレの全集で知られるフランスのピアニスト、ジャン・ドワイアンの弾くラヴェルピアノ曲集を聴いた。仏ムジディスクへの60年代の録音で、手持ちは70年代初めに日本コロンビアから出ていた国内盤LP。久しぶりの再聴。

20年以上前に、初めてこの演奏を聴いた時は、「亡き王女のためのパヴァーヌ」に代表されるスタッカート気味のドライな表現がなんとも野暮に思えていたのだが。その頃の自分は全く解っていなかったことに今更ながら気がついた。

あらためて聴き直してみると、古典的な均衡の中に高度なエスプリを忍ばせた実に格調の高い演奏だ。「鐘の谷」の響き渡る鐘の音の絶妙の間。「優雅で感傷的なワルツ」の独特のレガート。「水の精」の驚くほど精緻な運指など、何度聴いても聞き飽きない素晴らしい演奏だ。

P1010367 沼響のHPの聴き比べコラム、「ベートーヴェンの7番を聴く」にR.シュトラウスの演奏の感想をアップしました。

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