Y.シトコヴェツキーのシベリウス
GWも明け(休めたのは二日のみだったが)今日は初夏を思わせる良い天気。職場の空調も本日から冷房の試運転だが、天井から黴臭い空気が降り注ぐのには閉口。
今日はロシアのヴァイオリニスト、ユリアン・シトコヴェツキーのシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴いた。
息子のドミトリは現在活躍中だが、父ユリアンはコーガンと並び称され、将来を嘱望されていながら32歳の若さで世を去った。残された録音は少ない。
今日のディスクはチェコスプラフォン原盤の米パーラメントのLPで、伴奏はゲンナジ・ロジェストヴェンスキーの父のニコライ・アノーソフ指揮のチェコフィル。
カップリングはスメターチェク指揮のプラハ響によるシベリウスの「悲しきワルツ」と「トゥオネラの白鳥」。当初こちらがお目当てだった。
ところがヴァイオリン協奏曲が非常に良い。何かに憑かれたような尋常でないハイテンションな演奏。男性的で豪快なヴァイオリンに見事に付ける伴奏もお見事。モノラルながら録音は非常に良い。
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