朝比奈隆の「千人の交響曲」
タワーレコード・ヴィンテージコレクションから朝比奈隆のマーラーを聴く。
1972年、実際に1000人の演奏者を動員した大阪フィル第100回定演における記念碑的な演奏。この巨大な交響曲が演奏されること自体一つの事件であった時代の録音。
吹きこぼれるような熱気が、この演奏会に賭ける演奏者たちの尋常でない心意気が伝わってくる。
朝比奈隆の指揮も多少大雑把だが雄大な出来。1000人を超える演奏者すべてに完璧を求めるのは不可能に近く、終盤のクライマックスで男声合唱の一部が興奮のあまり地声になってしまったのは惜しいが、アマチュア的なひたむきさが魅力の演奏。
確かオリジナルはCD-4の4チャンネルだったはず。このCDで聴く限りでは、録音が演奏の壮大さを十分に捉えきっていないようだ。
試しにカーステレオで聴いてみると、音が大きな広がりを持って四方から響いてきた。再生方法によっては面白い効果が出るかもしれない。
沼響のHPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」にトスカニーニ&ニューヨークフィルの演奏の感想をアップしました。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162820/41695892
この記事へのトラックバック一覧です: 朝比奈隆の「千人の交響曲」:




コメント